意外と知らない盛り塩の意味とは?なぜ飲食店入口に多いのか?

前書き(結論):
お家の玄関先に小さく作られたお塩の山…
盛り塩”を見たことがある方は
多いかと思います。

お塩には『穢れを祓う作用がある』
ということは有名ですよね。

この意味合いもあって、『神聖なもの』
『まじない的な意味があるもの』と
何となく感じることができるかと思います。

盛り塩の発祥には諸説あり、
日本由来説』と『中国由来説』が
あります。

『日本由来説』は
神事葬送儀礼から派生したもの。
お葬式の後、清め塩を使いますよね?

そういった塩の清浄作用を引用した、
厄除け・魔除け・縁起担ぎの風習
という説です。

『中国由来説』は西晋(265~316年)の
初代皇帝に由来するもの。

皇帝の寵愛を受けたい女性たちが
自室の前に盛り塩を作り、皇帝の足を止める
きっかけにするためのものでした。

飲食店で置かれている盛り塩は、
これが元になっていると考えられています。

由来は諸説あれど、
共に“縁起担ぎ”であることに
変わりありません。

それでは各由来を織り交ぜながら、
『盛り塩とは何か』を解説していきます。

 
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盛り塩はお清めではなく羊のエサだった?!誰かに話したくなる豆知識!

前述した通り、盛り塩は
魔除け』と『縁起担ぎ』の意味合いを持つ
まじないのようなものです。

『日本由来説』では、
神事や葬送儀礼からの流れを組んでおり
『中国由来説』より更に、
まじない的な意味合いが強くなります。

神道で神棚に盛り塩を供えるのは、
塩に宿る浄化する力を借りるためです。

また、“古事記”には
海水で禊ぎや祓いをしていたと
記述されています。

日本人が塩に宿る神秘的な力を信じている
というのが伝わるかと思います。

よって、『日本由来説』から考える
盛り塩の意味とは…

・人や良縁を寄せるために縁起担ぎ
・塩の強い浄化の力を活かし、
悪い気や厄災が玄関から入ってこないように
するための魔除け厄除け
であると考えられます。

 
では『中国由来説』はどうでしょうか。
中国の盛り塩文化はの時代まで遡ります。

西晋初代皇帝は、大の女性好き。
後宮に1万人の宮女や女官を収容した皇帝は
が引く車で広大な後宮を巡りました。

皇帝が女性を選ぶ際は
羊が足を止めた部屋を選ぶので、
女性たちは自室の前に竹の葉を盛って
置きました。

竹の葉と塩を舐めるために
羊が足を止めるように工夫したのです。

飲食店に置かれる盛り塩は、
この『人を呼びたい』という縁起担ぎが
含まれていると考えられています。

飲食店の軒先に盛られた塩には、
『厄除けや魔除け』と共に
『中国由来説』に準じた、『商売繁盛』や
千客万来』の祈願が込められて
いるのです。

 

知っておくべき盛り塩の文化!形が円すいや八角すいの意味とは?

軒先で見かける盛り塩ですが、
大抵が円すいや八角すいなど、
先端が尖った形ですよね?

神道では、神様にお供えする食事
山形に盛るという風習があります。

それに倣って盛り塩も、
先端が尖った円すいや三角すい、
八角すいになったと言われています。

さらに、頂点が真っすぐ
天に向かって伸びる姿から
大地と天を繋ぐ架け橋』という意味合いも
含まれる特別な形なのです。

特に八角すいは、風水的にみても
良縁を引き付ける力が強いとされているので
盛り塩をする際には理想的な形と
言われています。

 

まとめ

軒先や玄関などで見かける盛り塩。
意味や由来を知らないと
「何か不吉なことが起こる場所なの⁉」と
おっかなびっくりになって
しまいそうですよね。(笑)

古くの日本は病気も“呪い”と
考えていました。

原因がわからないまま、どんどん
人が死んでいくので無理もありません。

こうなってくると頼みの綱は神様や仏様など
同じく見えない力に縋るしか方法が
なかったのです。

その中でも“”は
とても強力な清めの力を持っていると
信じられていました。

そのため、厄災から身を守るため、
様々なシーンで用いられるように
なったのです。

日本で『盛り塩』が登場したのは
奈良時代とされています。
それだけ長い時を経ても、
私たちの生活の身近にある…。

深くて神秘的な風習ですね。
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