ミートプレスは重くて平たい板状の
調理器具で、名前の通り、
肉に加重することで焼き目を付けたり
余分な油を出し、美味しく肉を
焼き上げるための道具です。
ベーコンプレスとも呼ばれています。
肉料理をよくするなら持っていて損はない
調理器具ですが、値段が数千円するので
わざわざ買うのは少し躊躇してしまう…
と思うかもしれませんね。
しかし、家庭での調理なら
ミートプレスは代用することも可能です。
・やかん、鍋
・落し蓋、鍋の蓋
・レンガ
これらのものは、アルミホイルを敷いたり
巻いたりして使えば、
ミートプレスの代わりになります。
目次
ミートプレスの3つの代用品とは?それぞれの使用方法をくわしく解説
冒頭でも述べた通り、ミートプレスがないときは
代わりのモノを使って肉に加重を
かけましょう。
ただ、代用品の欠点としては
安定性に欠けるという点があります。
また、ミートプレスと比べると
準備や片付けが面倒でもあります。
代用品を使うのは、肉をあまり頻繁に
焼かなかったり肉に重しをのせて
焼いたことがなかったりする場合に
お試しとして使うのがおすすめです。
では、詳しく紹介しましょう。
やかん、鍋
やかんか鍋なら、どの家にも1つはあるかと思います。
やかんや鍋の底面は平たくなっていますね。
そしてどちらもある程度重さがあります。
やかんや鍋に水をたっぷり入れて、
肉の上に乗せましょう。
このとき、肉とやかんの間にアルミホイルを
敷いておくとベタベタするのを防げて
衛生的です。
肉の上にやかんや鍋を置くとグラグラ
しやすいので、必ず近くで倒れないか
チェックしながら焼きましょう。
落し蓋、鍋の蓋
重さのある落し蓋や鍋の蓋をミートプレスの代わりに使うことも
可能です。
肉にそのまま乗せて使うこともできるので、
準備にもあまり手間取りません。
また、鍋の底面を使うよりもグラグラ
しにくく安定性が抜群ですね。
しかし、軽い蓋を使ってしまうと
肉に加重できなくなるので、軽い蓋の場合は
焼いている最中にずっと手で押さえている
必要があります。
レンガ
これは家に普段からあるものではありませんが、ミートプレスよりも
安く済ませたい場合におすすめです。
ホームセンターなどでレンガを
一つ買ってください。
レンガは熱くなるので軍手も必要です。
購入したレンガの全体をアルミホイルで
巻いて、肉に乗せて焼けばミートプレスの
ような役割を果たしてくれます。
レンガ全体に熱が伝わるので絶対に
素手では扱えないという欠点がありますが、
代用品の中では重さをしっかりと
かけることができます。
また、アメリカのバーベキューではレンガを
ミートプレスの代わりとして使っている
家庭も実際にあるようです。
代用品では無理なことがある⁈本物のミートプレスの2つのメリット
ミートプレスの代用品について解説しましたが、やはり本物のミートプレスには
かなわないと思います。
というのもミートプレスには代用品には
ないメリットがあるからです。
まず、ミートプレスは
肉全体に均等に加重できます。
重さを加えるための道具なので、
偏ってしまうことがありません。
なので、一部だけ焦げたり生焼けになったり
することもないですね。
また、ミートプレスを使うと
パリパリの肉が楽に焼けます。
代用品では手で押さえたりしないと
いけないものもありますが、
ミートプレスなら乗せておくだけで
パリパリにできます。
肉を焼いている間に
別の料理を作ることもできます。
最後に、ミートプレスは肉以外にも
使い道があるというメリットがあります。
バーベキューのときの野菜に焼き目を
付けたり中華麺をミートプレスで焼いて
パリパリの麺にしたりポテトガレットを
焼くときにも使えます。
均等に焼き目を付けたい料理なら
大抵のものに使えるので
汎用性はあります。
まとめ
ミートプレスの代用品を使ってみて、本物が欲しくなったら買ってみるのが
いいでしょう。
代用品で十分美味しく作れるなら、
今後もそれを使うのがいいですね。
いずれにせよ、肉を焼くときは
重しのある無しでかなり出来栄えが
変わります。
今まで肉が上手く焼けなかったあなたも、
ぜひ試してみてください。