パラリンピック参加選手の障害の種類とは?とても魅力的な競技も紹介

4年に一度、オリンピックと共に開催される
パラリンピック。

パラリンピックは障害者を対象にした
国際スポーツ競技大会で、
世界中の数多くの選手が活躍しています。

あなたはパラリンピックについて
どれくらい知っていますか?

現在はオリンピックよりも全体的な注目度が
小さめのパラリンピックですが、
非常に魅力的な競技がたくさんあります。

また、パラリンピックには
どんな障害を持った選手が参加できるのか
聞いたことはあるでしょうか?

パラリンピックに参加する選手が持つ
障害の種類は千差万別です。

大きく分けると、
・身体障害
・知的障害
の二つになりますが、
この中からさらに細かく
分類されています。

競技数は、
2020年東京オリンピックの時点で
23種目あります。

 

目次

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パラリンピックの参加選手はどんな障害がある?競技の種類も解説

冒頭でも述べたように、
パラリンピックは基本的に
身体障害か知的障害の選手が参加します。

現在、精神障害を持つ選手の
公式な参加はありません。

ただ、一言で身体障害と言っても
いろいろな人がいることは
簡単に想像できますよね。

まずは身体障害の分野から
細かく見ていきましょう。

 

○身体障害

身体障害を持つ選手の中でも
障害のある部位や程度によって
種類が分かれます。

①視覚障害
②肢体不自由
③下肢障害
④脳性まひまたは重度の四肢機能障害

この4つに分かれます。

視覚障害

文字通り、
目に障害を持つ選手が参加します。

まったく見えない全盲から、
光を感じるなどほんの少しだけ見える
弱視の選手まで障害の程度は様々です。

視覚障害の選手が参加する競技は
以下の9種目です。

・陸上
・トライアスロン
・水泳
・ボート
・柔道
・馬術
・自転車競技
・5人制サッカー(ブラインドサッカー)
・ゴールボール

視覚障害を持つ選手が競技するときの特徴は、
横や周囲にサポーターが付くことです。

マラソンのように並走する人や、
ブラインドサッカーや柔道のように
声で支持を出す人がいます。

また、目で見ることがない分
声が重要になる競技が多いため、
観客は静かに観戦すること
求められます。

 

肢体不自由

パラリンピックの中で最も競技数、
選手数が多いのが
肢体不自由の選手向けの競技です。

体の一部が不自由な選手が対象となります。

肢体不自由の選手が参加する競技は
以下の13種目になります。

・陸上
・トライアスロン
・テコンドー
・水泳
・射撃
・ボート
・馬術
・自転車競技
・カヌー(リオオリンピックから)
・バドミントン(2020東京オリンピックから)
・卓球
・シッティングバレーボール
(座って行なうバレー)
・アーチェリー

 
基本的に、オリンピックで行なわれる
競技内容と同じことが多いです。

障害のある部位や程度によって、
特別な道具を使用することが
あります。

例えば射撃は、
固定された台の上に腕や肘を置き、
コントロールの正確さを競うものに
なっています。

 

下肢障害

下半身に障害を持つ選手が参加します。

上半身で戦う種目がメインになっています。

下肢障害の選手が参加する競技は
以下の5種目です。

・車いすバスケットボール
・車いすフェンシング
・車いすラグビー
・車いすテニス
・パワーリフティング

車いすに座って行なうもの
ほとんどですね。

車いすスポーツは見たことがある人が
多いかもしれません。

パワーリフティングは、
仰向けに寝た状態で下半身を固定し、
腕や肩の力でバーベルを上げます。

 

脳性まひまたは重度の四肢機能障害

こちらは、脳の障害により
四肢の動きを自分の意志通りに行なうのが
難しい選手が参加します。

脳性まひまたは重度の四肢機能障害の
選手が参加する競技は
主に以下の1種目です。

・ボッチャ

ボッチャは床で行なう
ゲートボールのような競技で、
6つのボールを投げて
その位置で点数を競います。

投げ方の加減や場所など、
微妙な調整が必要な競技で
頭脳戦とも言われることが多いです。

 

○知的障害

知的障害の選手も
パラリンピックに参加します。

程度によってクラスが分かれています。

知的障害の選手が参加する競技は
以下の3種目です。

・陸上
・水泳
・卓球

基本的にオリンピックと同じような
試合の運びをします。

また、身体障害と重複のある選手は
両方の障害の程度を加味して参加クラスが
振り分けられるようになっています。

 

オリンピックとの大きな違いは何?ここでしか味わえない楽しさと魅力

パラリンピックがオリンピックと
大きく違うところは、2つあります。

オリンピックにはない競技がある

ボッチャやゴールボールは、
パラリンピックでしか見ることが
できません。

オリンピックでは楽しめなかった
新しいスポーツに
出会うきっかけになることでしょう。

 

クラス分けが細かい

例えば、陸上競技の中では
・障害の部位の数
・障害の場所
・重さ
などに従って細かなクラス分けが
してあります。

公正な競技のために必要なことだと
言えますね。

 

まとめ

パラリンピックに参加する選手の
障害の種類や
どんな競技があるのかを知ると、
観戦するときに楽しむことができます。

また、選手は優れた身体能力だけでなく
最新技術を駆使して参加するので
技術面でも大いに魅力を感じるものと
なっています。

オリンピックだけでなく、
パラリンピックも
ぜひ観戦してみましょう。
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