美術館。
美術館ごとの個性が光る常設展や、
期間限定の特別展を見るのは
楽しいです。
しかし、美術館に行くと
必ずへとへとになって疲れてしまう…。
そんな方もいることでしょう。
特に美術館では
足や腰などに来る身体的な疲れと、
頭のほうに来る精神的な疲れ、
両方の疲れを感じやすいです。
今回はそんな悩みを持つ方に、
なぜ美術館に行くと疲れるのか、
その原因を紹介します。
美術館で疲れる原因は、
・長時間立ちっぱなしになるから
・暑すぎるor寒すぎるから
・頭や目をたくさん使うから
・展示物を理解しようとしすぎるから
・他人の存在を気にするから
この5つです。
目次
身体面に精神面も!?美術館で疲れる5つの原因を解説!
美術館で疲れてしまう原因は、主に先ほどの4つのものが挙げられます。
身体面・精神面に分けて説明します。
【身体面】
長時間立ちっぱなしになるから
あなたは美術館にどれくらいの時間滞在しますか?
展示内容によりますが、
おそらく1~2時間と答える人が
多いでしょう。
長い人では3時間以上いるかも
しれません。
そして、美術館は基本的に
作品を立って鑑賞します。
つまり、美術館では
数時間もの間立ちっぱなしの状態が
続くわけです。
他の動きと言えば、
館内を移動するくらいで
体を大きく動かすことはありません。
さらに、都会の話題になった展覧会と
なると、入場までに長時間立ったまま
待つこともあるそうです。
そうなると、血の巡りが
だんだん悪くなり、体が凝り固まって
疲れてしまうのです。
暑すぎるor寒すぎるから
美術館内での空調は、美術品を基準に設定されています。
よって、夏は寒すぎたり
冬は暑すぎたりする、
といった現象が起こるのです。
寒すぎると、全身に余計な力が入って
体が凝ってしまいます。
反対に暑すぎると、
頭がのぼせてしまいます。
頭や目をたくさん使うから
美術館には数多くの展示品が飾られています。
解説文が付けられていますが、
文章が長いうえに
文字が小さいことが多いです。
その一つ一つを集中して鑑賞すると、
非常に頭を使いますよね。
目も酷使するため、
だんだんと乾燥してきてしまいます。
【精神面】
展示物を理解しようとしすぎるから
初めて見る作品や、難解な作品などを理解するのはそう簡単ではありません。
それに、美術と一言で言っても
絵画や彫刻、現代アートなど
ジャンルは様々です。
プロですら
そのすべてを理解するのは
不可能ですよね。
すべての作品について
自分の頭で考えながら見ようとすると、
精神的に疲れることに
なってしまいます。
他人の存在を気にするから
美術館では他人と一緒に展示品を鑑賞することになります。
これは個人的に、
あまり意識していないようで
非常に疲れる原因になっていると
思います。
例えば、ガラガラの美術館と
混雑している美術館なら
ガラガラの美術館のほうが
見終えた後の疲労感は少ないです。
混雑している美術館では、
他人の鑑賞の邪魔になっていないかを
気にしながら鑑賞することになります。
その結果、余計に
気疲れしてしまうのです。
楽しみ方が変わる!?美術館での疲労対策3選!
疲れる原因は分かったところで、美術館で疲れないようにする
簡単な3つの方法を紹介します。
体温調節のしやすい服装にする
館内の温度に合わせて着脱できる、カーディガンのような羽織ものを
持っていくのがおすすめです。
また、重い荷物や
アウターはロッカーに預ければ
肩への負担が軽減されます。
最初に気合を入れすぎない
最初の展示室で気合を入れて見すぎたために、最後のほうで
力尽きた経験はありませんか?
それを防ぐために、
まずは全体をサッと見てみましょう。
このとき、館内が混んでいたら
列の後方から見れば
誰の邪魔にもなりません。
自分の気になる、もっと見たい作品を
見つけたらそれだけ集中して鑑賞します。
音声ガイドに従って鑑賞する。
どんな作品が気になるか、よく分からない人もいるかもしれません。
そんな方に強くおすすめしたいのが
音声ガイドです。
音声ガイドは、
その展覧会で特に見てほしい作品を
しっかりと解説してくれます。
迷いなく鑑賞できるので、
作品を選ぶ労力がかなり軽減されます。
最近では、有名な俳優や声優を起用した
音声ガイドもあります。
音声ガイドを目安に美術館を選ぶのも
ありですね。
まとめ
美術館は、普段の生活ではなかなか見られない美術品を
鑑賞できる重要な文化施設です。
現実から少し離れて、しばらくの間
違う世界に浸れるという点でも
美術館は優れた場所だと言えます。
せっかくお金を支払って
入場するのですから、
楽しい気持ちで帰りたいですよね。
美術館から遠ざかっていた人も、
今回紹介した方法を実践してみることで
疲れやすさが改善されることを
願っています。