LGBTQという言葉を知っていますか？性的マイノリティを表す言葉で、
レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、
トランスジェンダー、ジェンダークィアの
頭文字を取ってLGBTQと言います。
最近では、
LGBTQの社会進出や認知度向上など
いろいろなニュースを見かけるように
なりました。
そしてレインボーフラッグは、
LGBTQのシンボルです。
アメリカで考案され、世界中に
広まりました。
そんなレインボーフラッグですが、
他にもたくさんの種類があります。
何とその数は、30種類以上！
今でも増え続けています。
性的指向によって、旗の配色やマークが
変わります。
目次
合計30種類以上!?レインボーフラッグの代表例5つを紹介！
冒頭でも述べたように、世界には30種類以上ものレインボーフラッグの
仲間があります。
赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫の
ボーダーラインが入った一番有名な
レインボーフラッグは、LGBTQの他に
ゲイ（男性が好きな男性）の象徴でも
あります。
他の5つの代表的なフラッグを
紹介しましょう。
レズビアンフラッグ
レズビアン（女性が好きな女性）を象徴する旗は主に2種類あります。
1つ目は、
紫の生地の真ん中に黒い逆三角形、
そしてその中に斧のイラストが
描かれたフラッグです。
斧は伝統的にレズビアンのシンボルです。
2つ目は、
5色のボーダーラインのフラッグがあります。
赤、薄橙、白、ピンク、紫の配色です。
こちらのほうは、男っぽい女性というよりは
昔からの女性らしいタイプのカップルを
表すそうです。
同じ性的指向でも、
旗の種類によって意味合いが変わるとは
驚きですね。
バイセクシャル
男性と女性が恋愛対象になるバイセクシャルでは、
3色のボーダーラインのフラッグになります。
上からピンク、ラベンダー、青です。
ピンクと青の幅が広めで、
ラベンダーは他の二つより狭い幅です。
ピンクは女性、青は男性を表しており、
その2色を混ぜるとラベンダーになります。
どちらの性別も好きになるということを、
分かりやすく表していますね。
トランスジェンダー
生まれたときの性別と、成長するうえで自己認識する性別が
異なる人がトランスジェンダーです。
トランスジェンダーのフラッグは、
3色で5列のボーダーラインになっています。
上から水色、薄ピンク、白、薄ピンク、
水色です。
以前この旗を実際に見る機会があったとき、
とてもかわいらしい配色だな、
と感心しました。
他の旗は原色に近い色が多く
力強い印象を持つのですが、
この旗は全体的に淡い配色のため
優しく親しみを持てるような
雰囲気がありました。
アセクシャル
アセクシャルは、性的な欲求を感じない人です。
無性愛とも言われます。
4色のボーダーラインのフラッグで、
黒、灰色、白、紫となっています。
色合いからしてクールですね。
黒は他の色と混ざらないので、
そういった意味では
独立していてしっかりしたイメージに
合っているように感じます。
ジェンダークィア
男でも女でもない、中間の存在だと自己認識している人が
ジェンダークィアです。
3色のボーダーラインで、
薄紫、白、深緑の配色になっています。
まだジェンダークィアという言葉は
浸透していないのですが、
今後広がってくるときに見かけるかも
しれないので覚えておくといいでしょう。
今では身近なもの？レインボーフラッグはどんな場所で使われるの？
レインボーフラッグやその仲間はどんな場所で使われているのでしょうか？
例えば、レインボーパレードで
見かけることができます。
東京などの都市部で毎年開催される
レインボーパレードでは、
レインボーフラッグなどの旗がたくさん
掲げられるのです。
大きなイベントではなく、日常でも
使うことはできます。
缶バッジやステッカー、文房具にも
なっているので
自分の持っている小物や洋服に
付けられます。
また、LGBTQに理解を示す役所や会社にも
レインボーフラッグが掲げられることが
あります。
レインボーフラッグは、
LGBTQ当事者でなくても、その理解者が
身に着けることが可能です。
まとめ
レインボーフラッグにはいろいろな種類があることが分かりました。
今回紹介した代表的な旗のほかにも、
様々な団体が新しい旗を作っています。
最近では、
性的指向や自分の性認識などは
4～5程度ではなく、もっとたくさんの種類に
分けられるということも言われています。
世の中にはいろいろな人がいます。
この記事が、LGBTQについて理解が深まる
きっかけとなれば幸いです。
