見かけることがあります。
配膳ロボットとは、飲食店において
商品をテーブルまで届けたり、お客さんを
席へ案内したりしてくれるロボットです。
ロボットには数段のトレーが
設置されており、従業員が作り終えた商品を
トレーへ乗せると指定の席へ
配膳してくれます。
SNSなどでも話題になっているので、
一度は見たことがあるかもしれませんね。
そんな配膳ロボットですが、
どんなメリットやデメリットが
あるのでしょうか?
配膳ロボットのメリットは、
・効率的になる
・従業員の負担軽減
・接触が減るので衛生的
・話題作りになる
デメリットは、
・店舗環境によっては改装が必要
・メンテナンスに専門技術が必要
・初期費用がかかる
です。
目次
配膳ロボットの4つのメリットと3つのデメリットをくわしく解説
冒頭でも述べたように、配膳ロボットには様々なメリット、デメリットがあります。
詳しく解説しましょう。
メリット
効率的になる
配膳ロボットには、一度に25~30キロ前後までの商品を
乗せることができます。
これは人間一人では
なかなか難しい重さですね。
荷重量が多いため、一度にたくさんの料理を
運ぶことができるのです。
また、熱い商品やスープが
なみなみ入った商品は人間が運ぶと慎重に
なるので、時間がかかります。
配膳ロボットでは
そのような必要が無いため、
時間短縮になります。
従業員の負担軽減
最初のメリットでも触れましたが、配膳ロボットを導入すると
従業員の配膳への負担が激減します。
料理を運ぶのは手間と時間がかかるのです。
そのため、配膳ロボットに配膳を
任せることで従業員は他のサービスに
余裕を持って気を配ることができます。
また、配膳ロボットの分従業員の数も
減らせるので、人手不足の解決や
人件費の削減になります。
接触が減るので衛生的
配膳ロボットによって商品を運ぶと、それだけ人との接触機会は少なくなります。
昨今は接触機会を減らすことで衛生面での
強化を図ることが多いため、配膳ロボットは
その需要に応えることができるのです。
話題作りになる
おそらく、SNSで配膳ロボットに関する好意的な投稿を見たことがあると思います。
新しいものや珍しいものは
SNSにアップしたくなりますよね。
他人を勝手に映してアップするのは
いけませんが、配膳ロボットなら
問題ありません。
それを利用すれば
お店の宣伝にもなりますし、配膳ロボットに
満足したお客さんはリピーターに
なってくれる可能性もあります。
デメリット
店舗環境によっては改装が必要
配膳ロボットは、店舗環境によっては導入できないことがあります。
代表的なものとしては、
・床や天井が平らであること
・配膳ロボットが十分に通行できる幅の
通路があること
は必須条件です。
つまり、通路が狭い小規模店舗や
段差のある店舗は改装しないと
使えないのです。
改装にはかなりの費用がかかるため、
躊躇してしまいます。
メンテナンスに専門技術が必要
ロボットは文句を言いませんが、壊れたり不具合が起こったりします。
そのときに専門技術を持った人がいないと、
使い物にならなくなるのです。
また、定期的なメンテナンスもすることに
なるので、人件費は減らせても新たな面で
経費がかかります。
初期費用がかかる
配膳ロボットは、長く使う&店が繁盛すればどんどんお得になります。
しかし、最初の導入にお金がかかります。
配膳ロボット本体は、
1台150万円~350万円ほどかかります。
車一台分という超高額費用です。
基本的には店に2台以上の配膳ロボットを
設置することになると思うので、
一店舗500万円くらいは必要です。
それに加えて、お店の改装も行なうと
膨大な費用になりますね。
補助金制度を使えば安くなりますが、
それでも初期費用は高いものです。
配膳ロボットのあるお店で食事をするときは⁈手順をわかりやすく紹介
ではここで、配膳ロボットのあるお店で食事をするときの基本的な流れを
知っておきましょう。
まず、入店すると
ロボットが席へ案内してくれます。
席の番号を表示してくれることもあるので、
分かりやすいです。
注文を店員さんにすると、
出来上がった料理を乗せて
再び席へ現れます。
料理を取ってから
完了ボタンなどを押すと帰ります。
店内ではロボットが巡回しており、
食べ終わったお皿を見つけるか
手を振って合図を出すと、
席へ近づいてきます。
空のお皿を乗せると、帰っていきます。
ごく自然な流れなので、
すぐに慣れると思いますよ。
まとめ
配膳ロボットにはメリットもデメリットもありますが、今後もチェーン店を中心に
増えていくと思います。
大手チェーンの飲食店にとっては
経費面でのメリットが大きく、
大きなトラブルもないからです。
最近は猫の顔をしたBellaBotという
かわいい配膳ロボットも
使われ始めています。
親しみのある配膳ロボットは、
将来も活躍してくれることでしょう。