![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2021/05/d59e7474788e3fba41f389f5903fafcc-300x225.jpg)
貝の部分が吸収や消失したことで、
ナメクジのような見た目になりました。
カラフルな色や模様のウミウシが
たくさんいることから、
『海の宝石』とも呼ばれています。
実は、世界には数千種類のウミウシが
暮らしており、日本国内だけでも
千種類以上はいるのです。
ウミウシを、水族館ではなく
実際に生息している場所で観察してみたいと
考えているあなた。
ウミウシはどこにいるのかを
紹介します。
ウミウシは、北海道から沖縄まで
どの地域でも観察することができます。
具体的な場所で言うと、
・浅瀬の海底
・岩肌
・海藻の上
にいます。
目次
ウミウシを観察するならココ!お勧めスポット3選を解説
![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2021/05/1115a0be9622eebc13ce0062daf53f81-300x169.jpeg)
日本全国にウミウシが生息していますが、
種類は異なります。
あまりに種類が多いため、
ここではすべて紹介しきれないので
こちらのサイトを参考にしてみてください。
『世界のウミウシ』
![](https://seaslug.world/bootstrap3/img/icon.png)
みんなで作る世界のウミウシ図鑑 | 世界のウミウシ
世界のウミウシは投稿型のウミウシ図鑑です。 世界中のウミウシを掲載する事を目標としています。 きれいなウミウシや、かわいいウミウシ、未記載種や不明種などが盛りだくさん! 投稿者はサイト内でマイ図鑑が作れます。
ここでは、日本の地域ごとに分けて
生息しているウミウシが写真付きで
紹介されています。
ちなみに、ウミウシのイメージとして有名な
アオウミウシ(青い体に黄色のフチ、
オレンジの触覚)は沖縄以外で
見ることができます。
では、具体的な場所について解説しましょう。
浅瀬の海底
たくさんの数のウミウシを見たい人におすすめの場所です。
10~20mくらいの浅瀬にダイビングすると、
ウミウシが暮らしているのを観察できます。
特に暖かい海を好むウミウシが多いです。
ウミウシは臆病なところもあり、
隠れながら生活している種類も多いので、
探すときは体を大きく動かさず
静かに探してみましょう。
岩肌
写真を撮りたい人に向いている場所です。ウミウシが岩肌にじっとくっついている様子を
撮ることができます。
岩肌と言ってもどこでも居るわけではなく、
潮の流れがあるような岩肌
(潮通りのいい場所)が特におすすめです。
海藻の上
個人的におすすめしたいのが、海藻の上にいるウミウシを探すことです。
海藻の上で何をしているのかというと、
食事…というわけではありません。
食事をしているウミウシもいるのですが、
ただ海藻の上に乗っているだけの
ウミウシもいます。
海藻の動きに身を任せてユラユラと
揺れているウミウシは
とてもかわいらしいです。
ただ、海藻と海藻の間に挟まっているような
ウミウシや海藻に埋もれているウミウシもいるので、
写真映えしにくいのが難点です。
失敗しない為に!ウミウシ観察でおさえるべき3つのポイント
![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2021/05/8b2c3c9a872af721669147e56b67bd1c-300x225.jpeg)
観察するときのポイントを3つ紹介します。
時期は冬~春がおすすめ
ウミウシを探すなら冬の終わりごろから春の季節がおすすめです。
なぜなら、海藻の量が増えるからです。
海藻を食べるために集まるウミウシや、
それを狙う肉食のウミウシなど、
いろいろなウミウシを見られる可能性が
高いですよ。
全体を見ず、ピンポイントで探す
ウミウシは派手な見た目の物もいますが、岩肌や海底の色と似ているものも
たくさんいます。
しかも魚のように泳がず
大きさが小さい(体長1~2センチくらいの
種類も多い)ので、見つけるには
根気が要ります。
場所をピンポイントで定めて
じっくりと探しましょう。
マクロ撮影できるカメラを持参する
ウミウシの写真を撮りたい人は、マクロ撮影できるカメラが
絶対必要です。
先ほど述べたように、
ウミウシは基本的にとても小さい生き物です。
ウミウシの体を綺麗に写そうとすると、
遠くから撮影することはほぼ不可能でしょう。
接近して写真撮影することになるので、
普通のカメラではあまり役に立ちませんね。
まとめ
![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2021/05/fdde750c2d8e2d75da00dfbd29e9490d-300x225.jpeg)
そして観察時のポイントを紹介しました。
ウミウシは安全に飼育するのがとても困難な
生き物なので、野生のウミウシを観察するのが
基本になります。
その日の天気や気温などによって
ウミウシが全く見つからないという
こともあります。
初心者の方が自力で見つけるのは
なかなか難しいかもしれません。
地域でウミウシを観察するツアーや企画を
設けているところもあります。
なので、まずはそういったプロの方と一緒に
探してみるのがいいですね。
その地域独自の海の様子なども
知ることができます。
ぜひ、検討してみてくださいね!