気持ちとして故人にお供えする香典。
香典は渡す時期によっては
失礼に当たることはご存じでしょうか。
香典を渡す時期は以下の通りになります。
・通夜と告別式どちらも参加する場合
→通夜(一部の西日本の地域では告別式)、
急に参列する場合は告別式
・通夜のみ出席→お参り前
・告別式のみ出席→告別式開始前
・郵送する場合→葬儀後1ヶ月以内
それでは詳しくご紹介します。
目次
地域や状況によって違う⁈香典を渡す時期の基本的なマナー4選
一般的には、近親者のみ集まって故人を偲ぶのが通夜、
一般の方とお別れするのが告別式と
言われていますが、平日に告別式が
多いことから、通夜にのみ参加する人が
増えているようです。
近親者以外、平日の休みでは葬儀での
喪中が取れませんかからね~。
夜に行ける通夜に参列しようと
思ってしまいます。
そのこともあり、香典のマナーが
地域や状況によって違います。
香典を渡す基本的なマナーを知っておくと
役に立ちます。
通夜と告別式のどちらに参加する場合は、通夜(一部の西日本の地域では告別式)
香典のマナーの中で最も悩むのが、通夜と告別式のどちらにも参加する時です。
私も親しい友人の親が亡くなられた際、
どちらに渡すか、2回に分けて渡すかを
悩んでしまいました。
受付はするのに何も渡さないのは、
悪いような気がしてしまいますよね~。
しかし、
2回香典を渡すのはマナー違反です。
香典を2回渡すと「不幸が続く」と
言われています。
一般的には通夜で渡しますが、
故人の死を急に聞いた時に
私服で参列して香典を渡すと、
「あらかじめ準備していたのでは?」と
思われかねません。
状況に応じて渡す時期を変えましょう。
また、西日本の一部の地域では、
告別式に香典を渡すことがマナーと
されているため、通夜で渡すと失礼
といった場合も…。
西日本で通夜や葬儀に参加する際は
周りと相談してどちらに渡すか合わせると
安心です。
通夜の際は受付もしくは喪主に言葉をかけて渡す
通夜の際に喪主を含めた家族は忙しく周りに挨拶をされています。
ほとんどが記帳をするために受付が
ありますので、受付で香典を渡したあとに
お参りはもちろん喪主に挨拶するのが
基本です。
「通夜は忙しいだろうから」と故人が
亡くなられてすぐに身内に香典を渡すと、
「準備していたのだろう」と思われるので
避けましょう。
また、家族葬などで受付がない場合は、
喪主の方に「この度はご愁傷さまでした」
などの言葉をかけて渡すと相手方も
よい印象を受けます。
告別式は始まる前に受付で渡そう!
特に気をつかわなければならないのが告別式です。
告別式中に、香典を渡すと話し声がして
周りに迷惑になることも。
告別式が始まる前に渡すことが大切です。
郵送する場合は、1ヶ月以内に郵送する
最後に気になるのが郵送で香典を送るケースです。
香典を郵送で送ることは失礼ではないかと
考える人が多いと思いますが、
失礼にはあたりません。
香典は、49日を目途にお返しを送るため、
亡くなったあと1週間以内か、最大でも
1ヶ月以内に送ることがよいです。
また、葬儀の後に亡くなられたことを
知った場合は別ですが、
故人と親しい間柄であった際は、
葬儀の間に合うように弔電も一緒に送ると
より故人にお別れを伝えられますので
おすすめです。
普通郵便で送るのはNG!香典を送るときに覚えておくべきマナー
香典は、レターパックなどでも送っていいと思っていませんか?
香典袋は大きいので大きい封筒で送ろうと
思ってしまいます。
しかし、香典は現金になりますので、
香典袋にいれても普通郵便はもちろん
レターパックなどで送ってはいけません。
香典を郵送する際は、香典袋で包み、
現金書留でお悔やみの手紙と共に送るのが
マナーです。
郵便には欠かせない宛名ですが、
喪主の名前が一般的です。
もし、喪主の名前を知らない場合は、
「〇〇(故人の名前)様ご遺族様」でも
可能です。
まとめ
私は同僚の親が亡くなられた際、上司の香典を預かったことがあり、
どうすればよいか困った経験があります。
まず、香典を預かることは
マナー違反ではありません。
ただし、
通夜などの席に来られず香典を渡された際、
受付で記帳をしないため、相手方がお返しに
困ることがあります。
幸い、私の同僚は
上司と同じ職場だったため、職場にお返しを
持ってきていましたが、
必ずしも同じ職場とは限りません。
また、故人の友人関係を周りの家族が
知らないこともあります。
香典を預かる際は、
受付で預かったことを伝えると共に
預かった人の住所を受付で記帳することを
おすすめします。