ノンフライヤー。
ノンオイルフライヤーとも呼ばれており、
時短にもなることから便利だという声が
あがっています。
ノンフライヤーは揚げ物専用の器具ですが、
最近ではオーブンにノンフライ機能が
搭載されたものまで発売されているのを
知っている人もいるかもしれませんね。
ところで、ノンフライヤーはなぜ油なしで
揚げ物を作ることができるのでしょう?
油がないのにカリカリの食感を作り出すには
何が必要なのでしょうか。
その答えは、高温の空気です。
ノンフライヤーの仕組みを一言で説明すると、
超高温の空気を循環させることで
食材の水分をとばし、カリカリの食感に
仕上げるということです。
通常の揚げ物の鍋の中と同じような環境を
ノンフライヤー内で作り出すことで
揚げ物に近い食感に仕上げることができます。
目次
カギは超高温!ノンフライヤーで揚げ物ができる仕組み3ステップ
先ほど述べた通り、ノンフライヤーは高温の空気で食材の食感を
変えることで、食材を揚げ物に近い状態まで
近づけることができます。
大きく分けて3つのステップに
分かれています。
その手順を追いながら、詳しく解説しましょう。
フライヤー内を超高温にする
食材を入れてノンフライヤーを稼働させると、まずは内部の温度が200~250度程度にまで
上がります。
通常、油を使って揚げ物をする際
油の温度は180度前後で揚げることに
なります。
それと比べるとかなりの高温ですよね。
ここまで温度を上げることによって、
これ以降のステップを行ないやすく
することができます。
熱い空気が循環する
ノンフライヤー内が超高温になると、次に下から上へと空気が吹き上げられ
循環するようになります。
とても熱くなった空気がいきおいよく
フライヤー内を回ることで、食材全体が
均一な温度に熱されていきます。
フライパンで焼くときは、
どうしても食材の熱され方に
ムラが出てしまいますよね。
ノンフライヤーでは
そのようなことが起こると食感にまとまりが
なくなってしまうため空気を循環させて
まんべんなく温めるのです。
食材の水分をとばす
ここまで高温の空気がいきおいよく流れると、食材に含まれる水分がどんどん
蒸発していきます。
かなりの速度で水分をとばすため、
油で揚げるときと同じような環境を
作り出せるのです。
揚げ物をするとき一気に食材がパチパチと
音を立てるのを見たことがある人は、
その光景がフライヤー内で
起こっていると想像してみてください。
また、肉をノンフライヤーで調理すると
脂肪分がたくさん含まれているので
よりカラッとした食感になります。
コスパは大丈夫?ノンフライヤーをおススメする人としない人の違い
仕組みが分かったところで、おすすめの人とおすすめできない人を紹介します。
まずおすすめできるのは、
・カロリーを抑えたい人
・時短したい人
です。
ノンフライヤーなら油を使わずに作れるので、
通常の揚げ物よりもかなりカロリーが
低くなります。
揚げ物を食べたいけれどカロリーが
気になる人にはもってこいですね。
また、忙しくて揚げ物につきっきりでいるのが
難しい人にとっては、ボタン一つで揚げ物が
できるのはありがたいのではないでしょうか。
調理中は別の用事を済ませることが
できるので、結果的に時短にもつながります。
反対におすすめできないのは、
・揚げ物の食感が大好きな人
・揚げ物をほとんど作らない人
です。
ノンフライヤーで揚げ物に近いカリカリに
仕上げたとしても、やはり本物の揚げ物と
同じ食感にするのは不可能です。
揚げ物が大好きな人は物足りなく
感じる可能性がありますね。
また、揚げ物自体をほとんど作らない人に
とってはノンフライヤーは安くはないので、
コスパが悪いと言えます。
まとめ
ノンフライヤーの仕組みは意外とシンプルで驚いた方もいるかもしれませんね。
熱と水分がちょうどよいバランスになれば、
カリカリの食感に仕上がるのです。
ノンフライヤーが出始めた頃は、
ノンフライヤーで作る揚げ物はまずい
という評価が多かったように思います。
しかし、今では機能が進化したり
改善されたりして本物の揚げ物に
より近づけることが可能になりました。
おしゃれな見た目のノンフライヤーが出たり
サイズ展開が広がったりもしたので
手を出しやすくなってきましたね。
気になっている人は
ぜひ検討してみてください。