接客ロボットを目にする機会が増えてきました。
人工知能が搭載されたロボットで、
お客さんと簡単なやりとりができます。
飲食店の受付でロボットが
スムーズに客をさばく様子を見ていると、
効率の良さに感心してしまうほどです。
では、接客ロボットは私たち人間に
どんなメリットをもたらすのでしょうか?
接客ロボットは
人手不足の解消、多言語対応、クレーム対策
の3点において大きなメリットをもたらします。
しかし課題点もあります。
- ロボットが高価
- 壊れたときに店をまわすのが困難になる
- 見た目の問題
目次
あの悩みが解決する!?接客ロボットがもたらす3つのメリットとは?
接客用のロボットは、従業員や客にとって大きなメリットをもたらしてくれます。
- 人手不足の解消になる
- 多言語に対応できる
- 客のクレーム対策になる
①人手不足の解消になる
飲食業界や宿泊業界において、
人手不足が慢性的な問題になっています。
常にどこかの店で「店員募集」の
張り紙を目にする毎日です。
さらにこれらの業界は景気の影響も受けやすく、
正社員を大量に雇いにくい
という実情もあります。
そこで、ロボットに接客を任せることで
足りない人材を補うことができます。
ロボットは人件費もいりませんし、
人間にはできないような
長時間労働も可能です。
メンテナンスさえしていれば
きちんと動いてくれますからね。
②多言語に対応できる
昨今は外国人観光客や
外国語を話す人を日本でもたくさん見かけます。
よく聞く外国語だけでも
英語や中国語、韓国語などがありますね。
また、ポルトガル語やベトナム語など、
地域によってよく話される外国語が
変わってきます。
人間の従業員だけでは
すべてに対応するのは不可能です。
言語堪能なスタッフを雇っても、
どんな人が来店するのかは予想できませんからね。
ロボットなら、初めに外国語をプログラム
しておけばスムーズに対応してくれます。
人間のスタッフではカバーしきれない部分を
ロボットに助けてもらうような感覚ですね。
スタッフとお客さん双方の負担が減るので
とても便利だと思います。
③客のクレーム対策になる
これは店のスタッフにとってかなり大きな
メリットになるのではないかと考えています。
スタッフに理不尽なクレームを言う客が
たまにいますが、
ロボットに同じことをする人はいるでしょうか?
おそらくほとんどいないでしょう。
ロボットにクレームを言っても無駄だからです。
怒鳴りつけられたり不愉快なことを言われたりする
機会が減るだけで店のスタッフのストレスは
大きく下がると予想できますね。
接客ロボットの3つの課題点!解決するにはまだ時間がかかる?
接客ロボットにも解決すべき課題があります。- ロボット導入のための費用が高額
- 一度故障すると店の運営に支障をきたす
- 見た目を怖がる人がいる
①ロボット導入のための費用が高額
ロボットには人件費はかかりませんが、
最初に導入するときに
かなりの費用が必要となります。
ロボット自体の値段が高いですし、
セットアップにもコストはかかります。
長い目で見れば安くつくかもしれませんが、
小規模店舗では最初の一歩を踏み出しづらい
のが現状です。
接客ロボットの導入に補助金などが
出るようになれば、チェーン店ではない小さな店
でも導入できるようになるかもしれません。
②一度故障すると店の運営に支障をきたす
ロボットは仕事を確実にこなします。
しかしそれは、
「ロボットが動いていれば」の話です。
なにかのきっかけで止まったり故障したりすれば、
人間のスタッフがその分を補わなければいけません。
そのときにロボットがしていた仕事内容を
覚えている人がいないと、
何も打つ手がなくなります。
ロボットに仕事を任せきりにすることで、
いざというときに従業員が困ってしまうのです。
そうならないためには、日頃からどの従業員にも
仕事内容を共有しておく必要があるでしょう。
③見た目を怖がる人がいる
最近はフレンドリーな顔がついている
ロボットも増えていますが、
それでも怖がる人は一定数存在します。
ロボットの無機質な雰囲気が
苦手意識を生み出すのかもしれません。
または、抑揚の少ない声が原因かもしれません。
そのような人のためには、
入店前にロボットがいることを
分かるようにしておく必要がありそうですね。
事前に分かれば心の準備ができますし、
びっくりすることも減ると思います。
まとめ
今後、ロボットは接客以外の身近な場所でもどんどん活用されると予想できます。
実際に介護ロボットなども作られています。
課題点もありますが、試行錯誤を重ねることで
解決へと向かうことができるでしょう。
ロボットが人間の助けになるような社会が
実現してほしいと願っています。