あります。
ボランティア休暇とは、主に会社員が
ボランティア活動をするときに付与される
休暇です。
通常の有給休暇とは別の休暇という扱いに
なっています。
では、ボランティア休暇には
どのようなメリットがあるのでしょうか?
ボランティア休暇のメリットは、
- 企業のCSR活動のひとつになる
- 仕事のモチベーション向上
- 人材育成につながる
目次
スキルアップにつながる?ボランティア休暇のメリット3点を解説
ボランティア休暇のメリットとして- 企業のCSR活動のひとつになる
- 仕事のモチベーション向上
- 人材育成につながる
企業のCSR活動のひとつになる
企業の社会貢献活動に大いに役立つというのが一つ目のメリットです。
これは企業側の最大のメリットでも
あります。
近年、社会貢献活動に力を入れる企業が
多くなってきました。
これは、企業イメージを上げるためで
あったり認知度を高めるためであったり
します。
社員にボランティア休暇を取ってもらい
いろいろな場所で活動してもらえば、
その分だけいいイメージも高まります。
もしかしたら、就活生などにも
地域への貢献度が高い企業として、
前向きな印象を持ってもらえるかも
しれません。
企業の社会貢献活動の面から考えると、
ボランティア休暇は大きなメリットがあると
言えますね。
仕事のモチベーション向上
これは主に個人にとってのメリットです。ボランティア休暇は、活動内容も様々です。
・地域の清掃活動
・施設でのお年寄りや障がい者との交流
・被災地の復興支援
など多岐にわたります。
ボランティア活動に参加した人は、
社外の人たちとの関りをもつことで
地域への帰属意識が生まれるかもしれません。
地域から必要とされたり、
誰かから感謝されたりすると、
お礼を言われた側は良い感情を持ちますよね。
過去に何度かボランティア活動に参加した
ことがありますが、誰か一人にでも
「ありがとう。助かる。」
と言われるだけでかなり嬉しいものです。
明日からがんばろう!という気持ちにも
なりました。
そのような活動を行えば、結果的に
仕事に対するモチベーションが上がる
可能性も考えられますよね。
人材育成につながる
最後のメリットは、個人・企業双方にもたらされるメリットです。
ボランティア活動では、
いろいろな現場の経験を積むことができます。
特に、数か月~1年程の長期のボランティア
活動の場合、ボランティアでの経験が
職場にも活かせるようになるでしょう。
企業にとっては人材育成になり、
個人にとってもスキルアップにつながりますね。
ボランティア休暇の2つの大きな課題点とは?給料はもらえるの?
ボランティア休暇には、大きな課題点があります。
それは、
- 導入率の低さ
- 有給と無給のタイプがある
導入率の低さ
ボランティア休暇を導入している企業はかなり少ないのが現状です。
平成30年の調査によると、
企業全体で4.3%しか
ボランティア休暇を導入していません。
大企業では導入率はもっと高くなって
いますが、小企業ではこの導入率が
さらに下回っています。
実際、小さな企業ではボランティア休暇を
取り入れるのは難しいかもしれません。
人手不足の心配も考えられます。
まだまだボランティア休暇のメリットが
理解されていないのが現実です。
有給と無給のタイプがある
企業によっては、1日だけのボランティア休暇は無給
というところもあります。
しかし、有給の企業もあるのです。
基準が統一されていないところがあるために、
格差が生まれてしまっています。
おそらく、これも導入率の低さにつながる
原因の一つなのではないでしょうか。
まとめ
ボランティア休暇には大きなメリットがある一方で導入率の低さが課題に
なっています。
一度制度として導入してしまえば
良いことが多いボランティア休暇ですが、
取り入れるまでの壁が大きいのかも
しれません。
ボランティアに休暇を取るという概念も
まだ定着していませんし、
そのために社内で新しく決まりを作るという
段階に持っていくのは難しそうです。
しかし、近年は高齢化や災害の頻発化などに
よってボランティアの需要は増えているのが
現状です。
企業はこのような状況をいち早く理解し、
実行に移す必要があるのではないかと
思いました。