初代天皇の神武天皇の時代には既にあったと
言われるほど歴史の長い神社です。
そんな熊野本宮大社には、どんな御利益が
あるのでしょうか。
熊野本宮大社で得ることができる御利益は、
以下の4つです。
① 大漁満足
② 交通安全
③ 事業発展
④ 長寿
目次
熊野本宮大社であやかれる4つのご利益とその由来とは?
4つの御利益をあやかることができる理由をそれぞれご説明します。
大漁満足
熊野本宮大社に祀られている神様の1人に、熊野速玉男神という神様がいらっしゃいます。
熊野速玉男神は、海の神様です。
そのため、海関係の御利益を得ることが
できるのです。
大漁満足だけではなく、海上安全の御利益も
得ることができます。
交通安全
熊野本宮大社に祀られている神様には、陸上・海上交通の守護神とされた御祭神が
いらっしゃいます。
そのため、交通安全の御利益を得ることが
できるのです。
著者の友達はおっちょこちょいでよく怪我を
していたのですが、熊野本宮大社で
参拝すると転んだりぶつけたりはするものの、
怪我をすることは少なくなったようです。
もちろん全てが参拝のおかげだとは
思っていませんが、参拝することで神様が
聞いてくれているのかもしれませんね。
事業発展
熊野本宮大社に祀られている神様の1人に、家都御子神という神様がいらっしゃいます。
家都御子神は、山や樹木の神として
祀られています。
そのため、事業発展の御利益を得ることが
できるのです。
長寿
熊野本宮大社に祀られている神様の1人に、櫛御気野命という神様がいらっしゃいます。
櫛御気野命という神様の名前には、
「ありがたい食物神」という意味が
込められています。
そのため、人々が食べていくのに
困らないように導いてくださると
言われているのです。
つまり、人々が長く生きられるように
食物を手に入れることができるように
導いてくれると言われているため、
長寿の御利益を得ることができるのです。
祭事も多い熊野本宮大社!15のお祭りを簡単まとめ!
熊野本宮大社では、以上に挙げた御利益をはじめ、様々な御利益を得るために年間を通して
15こもの祭典行事が行われています。
① 開寅祭
② 八咫烏交通安全祈願祭
③ 八咫烏神事
④ 木苗祭
⑤ 新茶祭
⑥ 湯登神事
⑦ 宮渡神事
⑧ 産田社例祭
⑨ 本殿祭
⑩ 渡御祭
⑪ 精霊萬燈祭
⑫ 一遍上人月例祭
⑬ 講社大祭
⑭ 献詠披講式
⑮ 御篭木神事
1つずつご説明します。
開寅祭
開寅祭は、毎年1月1日に行われます。開寅祭は、1年間の心願成就を目的として
行われています。
宮司が本殿の各御扉を開いて天下泰平や
国家繁栄を祈念しているという目的も
あるのです。
八咫烏交通安全祈願祭
八咫烏交通安全祈願祭は、毎年1月2日に行われています。
陸上・海上の両方の交通の守護神である
御祭神に交通安全を祈願する祭事です。
八咫烏神事
八咫烏神事は、毎年1月7日に行われています。
神門前に飾って奉った門松の御松で作られた
熊野牛王宝印を火と水で祓い清めて
魂を吹き込むという神事です。
木苗祭
木苗祭は、毎年4月の第一日曜日に行われています。
樹木の守護神で、林業関係者からの崇敬が高い
御祭神の恩恵に感謝して、境内に植樹を
することで事業発展を祈念するという祭りです。
新茶祭
新茶祭は、4月上旬に行われています。神社の敷地内にある茶園で収穫された
一番茶をお供えすることで茶業関係の発展を
祈願する祭りです。
平安時代から長く続いている祭事です。
湯登神事
湯登神事は、毎年4月13日に行われている祭事です。
神の依代と言われている稚児が湯峯温泉で
身を清めて大日越えを歩きます。
県の指定文化財にも指定され、
かなり有名なお祭りなので聞いたことが
あるかもしれませんね。
宮渡神事
宮渡神事は、湯登神事と同じ毎年4月13日に行われています。
神職や稚児、総代などが行列を作り、
神楽を歌い、太鼓を叩きながら御旅所を巡る
ことで例祭の平穏無事を祈念する神事です。
産田社例祭
産田社例祭は、毎年4月14日に行われています。
女性の守り神である伊邪那美命に祈祷する
お祭りです。
道開きや安産、病気平癒を祈るという目的も
あります。
本殿祭
本殿祭は、毎年4月15日に行われています。御祭神の神徳を称え、国家安泰や国民平安を
祈祷するお祭りです。
熊野本宮大社で行われている祭事の中で
最も大切な行事です。
渡御祭
渡御祭は、本殿祭と同じ毎年4月15日に行われています。
ご祭神の御霊を遷した神輿を担ぎ、
行列を組んで御旅所を巡る祭事です。
精霊萬燈祭
精霊萬燈祭は、毎年8月15日に行われています。
古くから死者の魂は極楽浄土を求めて
現世・後世の守護神である熊野権現に集まる
とされています。
そのため、熊野権現を熊野川の河原に勧請し
ご先祖を奉るお祭りです。
一遍上人月例祭
一遍上人月例祭は、毎月23日に行われています。
23日は一遍上人の命日なので、
毎月23日に行うことになりました。
講社大祭
講社大祭は、毎年9月下旬に行われています。
崇敬者組織である熊野本宮講社の講員の
身体安全や開運招福を祈念するお祭りです。
献詠披講式
献詠披講式は、毎年9月下旬に行われています。
宮中歌会始披講会所役を招き、
和歌を披講して往古の熊野御幸を
偲ぶ神事です。
御篭木神事
御篭木神事は、毎年12月10日に行われています。
まだ朝が明けていない中、1歳~15歳の男子が
薪を献納するという行事です。
著者の友達は八咫烏交通安全祈願祭と
講社大祭に参列したことがあると言って
いたのですが、かなりの迫力で、
今でも忘れられないそうです。
誰もが心から願い、祭事を行っているのが
伝わってくるとのことでした。
祭事にあやかって、参列してみると
心が洗われるかもしれませんね。
まとめ
熊野本宮大社には、健康や事業発展などといった安全を祈願するものが多い印象です。
何かを頑張ろうとしている方、
背中を押してほしいという方は参拝を行う
ことで御利益を得ることができるかも
しれませんよ。
毎年、様々な祭事が行われているため、
一度参加してみると新しい発見が
できること間違いなしです!