ハザードランプのお礼は必要?ありがとうの気持ちを伝えるやり方は?

車の運転中、ちょっと無理な車線変更や
わき道からの合流時など、
進路を譲ってもらった感謝の気持ちとして、
短時間だけ点滅させるハザードランプを
サンキューハザード』と呼ぶそうです。

ドライバーの方なら実際に目にする
シーンは多いですよね。

やり方としては
2、3回ランプを点滅させるだけ』の
簡単なものです。

短い回数に抑えるのは、周りの車に
非常事態と誤認させないため。

 
教習所で習う教科書通りで言えば、
ドライバー同士のコミュニケーションは
『会釈』や『手を上げること』とあります。

しかし、運転中のドライバーにとって
それは非常に見えにくく、
伝えにくいですよね。

その点、サンキューハザードは
とても目に入りやすく気づきやすい。

また一般ドライバーにも浸透している
文化・マナーなので、理解してもらいやすい
というメリットがあります。

実際筆者もサンキューハザードは
やりますし、してもらっても悪い気は
全くしません。

この『サンキューハザード』ですが、
度々議論になるのが“必要性”です。

どういった点が問題になっているのか。

また、問題を防ぐための方法を
ご紹介していきたいと思います。

 

目次

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サンキューハザードはここに注意!感謝のはずが緊急事態に?!

感謝を伝えるためのハザードランプですが、
時と使い方によってはハプニング
呼ぶことがあります。

それは、ハザードランプの本来の使い方に
理由があります。

ハザードランプとは、正式名称
非常点滅表示灯』と呼ばれます。

そう、ハザードランプはあくまでも
『非常時を伝えるための表示灯』で
あることが大前提となっているんです!

そのため、良かれと思った
サンキューハザードが後続車には
「何か起こったのではないか?」
と誤解され、混乱や事故に繋がる…
ということがあるそうです。

これでは何のためにハザードランプを
点灯させたのかわかりません!

それを防ぐのは、2、3回の点灯に
留めること
がとても重要です。

長々と光ると「あれ?」と
思われてしまいます。

実際筆者も前の車が4~5回程点灯
させたら、確実に「何かあった?」と
感じます。

正直3回目くらいから
「あれ?」と思います。(笑)

 
上記の理由や安全面から
サンキューハザードは不要
とするドライバーも多くいます。

実際、教習所ではサンキューハザードの
必要性は否定気味に指導されますし、
事実慣習的なマナーの一種です。

その点は理解した上で利用すべき
ということは覚えておきましょう。

 

みんなで心がけよう!車の運転にもコミュニケーションと思いやり!

昨今のあおり運転問題からも見えるように、
車の運転には人の意思と感情が
多分に含まれています。

どうせ運転するなら、落ち着いて
穏やかな気持ちで行いたいですよね。

しかし、世の中そう上手くはいかないもので、
進路を譲ったにも関わらず、
会釈も挨拶もなしで当然のように進路に
入り込まれると少なからず「ムッ!」と
してしまいます。

しかし、無理な割り込みをされた後、
「ムッ!」としても後続車に伝える
サンキューハザードが点灯すれば
「仕方ないな…」とくすぶった苛立ちも
鎮火できるというもの。

私自身がサンキューハザードに対して
肯定派ということもありますが、
実生活と一緒で、何かをしてもらったら
感謝を伝えるべきだと思います。

 
ただし、ハザードランプを押すために
視線を外したばかりに事故を起こした
なんて悲劇にならないように、
サンキューハザードを強要する
道路環境になることは決して良くありません。

 

まとめ

元々、サンキューハザードはヨーロッパの
トラック間で始まったコミュニケーション方法
でした。

それが日本のトラックドライバーへ伝わり、
次に一般ドライバーの間にも広がった説が
有力視されているそうですよ!

サンキューハザードは法律で
決められたものではありません。

むしろ違法に当たります。
 
 
さらに“肯定派”と“否定派”、
さらに地域によってはローカルルールが
あったりと少々難しい特性を持った
方法です。

それを理解していれば
「サンキューハザードしてくれなかった!」
という苛立ちも少しは緩和されるのでは
ないでしょうか。

車の運転も思いやりが大切です。

サンキューハザードは理にかなった
コミュニケーション方法だとは思いますが
それを強要したり、無いからと言って
怒るようなことが無いように
余裕ある気持ちで運転したいですね。

 
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