「さんま」ですよね。
旬のさんまは油がのっていて
とっても美味しいです。
ですが、お店でさんまを買い
「焼いて食べようかな」と思って見てみると…
魚にあるはずのうろこが見当たりません。
「何故さんまにうろこがないのか」
調べて見るとさんまの水揚げ方法に答えがありました。
今回は、意外と知らない!さんまにうろこがない理由と
美味しいさんまの見分け方についてお伝えします。
目次
さんまのうろこはどこへ⁉水揚げ方法とうろこがない理由との関連性
さんまのうろこは海の中で泳いでいる間はしっかりあります。
スーパー等で売っているさんまにうろこがないのは
網で捕獲したときに剥がれてしまうからなんです。
まずは、さんまの水揚げ方法について見ていきましょう!
さんまの水揚げ方法は?
さんまは棒受け網、刺し網 という網漁が一般的です。
簡単に説明すると、棒受け網漁とは
さんまが光に集まってくる性質を利用して
網を張った場所に光を当て誘導しまとめて捕獲する方法。
刺し網漁とは、さんまの通り道に帯状の網をしかけ
クモの巣のように引っ掛けて捕獲する方法です。
一度に大量に捕獲するため
このような漁法が行われているんですね♪
さんまにうろこがない理由は?
さんまのうろこは捕獲されるときに剥がれ落ちてしまいます。
さんまはとても臆病な生き物。
網で捕獲されると
パニックになって大暴れします。
周りの仲間とぶつかり合っているうちに
うろこがぽろぽろ剥がれてしまうので
お店で販売されている時点では
ほとんどうろこは残っていません。
さんまのお腹からうろこが!これは一体⁉
まれにさんまのお腹の中からうろこが出てくることもありますが
これも大量にとる網漁ならではの理由があります。
網で捉えられたさんまは
パニックになるとピチピチと跳ねます。
すると、うろこが剥がれて飛び散り
うろこが別のさんまの口の中に入ってしまう為、
お腹の中からうろこが出てくることがあるんです。
さんまのうろこはもともとあっても
私たちが目にするときには
すでに剥がれてしまっている状態なので
「さんまにうろこがない!」と
言われるようになったんですね♪
1分でわかる!美味しいさんまの見分け方の3つのポイントとは?
たくさん並んでいるさんまを見るとどれも美味しそうに見えてしまいますが
同じ値段で買うなら美味しいものを買いたいですよね。
そこで、美味しいさんまを見分ける
3つのポイントをご紹介します。
1:くちばしの先が黄色い
一番わかりやすいのは
さんまのくちばしの先が黄色いかです。
一説では、
「プランクトンをたくさん蓄えた色、油の色」
と言われていますが
口の黄色は、鮮度のバロメーターとして
見ることが出来ます。
鮮度が落ちてくると黄色から茶色に変化するので
なるべく黄色が濃いものを選びましょう♪
2:澄んだ目をしている
命がつきたり、元気がなかったりすると
目から生気が失われていくように
さかなの鮮度も目に現れます。
そのため
なるべく透明で、澄んだ目をしているものの方が
鮮度が良いです。
買う時は
さんま一匹一匹と目を合わせてみましょう!
3:体がキラキラしている
「青魚は足が早い」と言われているように
触るとすぐに色が変わっていきますよね。
そのため
体がまだキラキラしているものは 鮮度が良いと言うことです。
さらに肉厚かどうか確かめるために
お腹のあたりを見てみましょう。
ふっくらしていて胴が太いものは 美味しいさんまの可能性大です。
魚の目利きは難しいですが
美味しいさんまの特徴を見てみると
見た目で「美味しそうだな」と思う感覚は
間違いではないようですね♪
まとめ
<さんまにうろこがない理由>さんまを網で捕獲した時にパニックで暴れ回り
うろこが剥がれてしまうから。
<美味しいさんまを見分ける3つのポイント>
・くちばしの先が黄色い
・澄んだ目をしている
・体がキラキラしている
以上が、さんまにうろこがない理由と
美味しいさんまを見分けるポイントです。
うろこがないのは、さんまが最後まで
闘った証でもあることがわかります!
美味しいさんまの見分け方も、
これでマスターできましたね♪
旬の食材は、
その時期に必要な栄養源でもありますので
命に感謝してありがたくいただきましょう!