お地蔵様はなんのためにいる?手を合わせてはいけないって本当!?

お墓参りに行くと、入り口でよく目にする
6体並んでいるお地蔵様

赤い布かけをしているお地蔵様もいて
その姿に思わず拝みたくなりますよね。

ですが、お地蔵様が
「なんのためにお墓の入り口にあるのか」
知っている人は少ないのではないでしょうか。

供養のため?守り神?様々な憶測が
飛び交いますが実はお地蔵様は
お墓に悪者を入れないための見張り
役割をしていたのです。

今回は、
お地蔵様がお墓の入り口に立てられた理由
についてお伝えしていきます。

目次

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意外と知らない!お墓の入り口にお地蔵様がいる理由とは?

お地蔵様の正式名称は「地蔵菩薩」であり
インドの神様が原点とされています。

そして、お墓の入り口に置かれている
6体のお地蔵様は六地蔵
呼ばれています。

では、お地蔵様の気になる疑問を
解説していきます!

お地蔵様はなんのために立てられたのか

お墓の入り口にいるお地蔵様は、
この世とあの世の境界に身を置き
お墓で眠る人々を守ってくれる存在
として立てられています。

お墓の外側はあなたが暮らすこの世であり
内側は故人が眠るあの世であると
されているため

聖域に悪いものが入ってこないように
見張ってくれているのです。

お地蔵様は何故6体並んでいるのか

お墓の入り口にいるお地蔵様は、
6体並んでいることから「六地蔵」と
呼ばれていますが、実はこの「6」という
数字に秘密があります。

仏教には「六道」という言葉があります。

六道は、
「地獄」「餓鬼」「畜生」
「修羅」「人間」「天上」
という人間が生まれ変わる可能性がある
全ての道を表しており

地獄が最も深く苦しむ場所、右に行くにつれ
苦しみは少なくなり天上は迷い悲しみもあるが
愉しみがある場所とされています。

お墓の入り口のお地蔵様は、
生まれ変わった六道の世界で、
迷い苦しむ全ての人々を救う存在
として立てられているのです。

赤い前掛けをしているのは何故?

お地蔵様の赤い前掛けには、2つの説があり

・赤子の成長を願うため ・赤が魔よけの色だから
といった理由があります。

お地蔵様が子どもの姿をしているのは、
もともと子供を守る存在として
信仰されていたためです。

そこから、人々が赤子の成長を願い
赤い前掛けをするようになったと
言われています。

また、赤は「血の色」であり、見たものが
命の危機を感じることから魔除けの意味が
込められていると言われています。

亡くなった後も、見守って下さるお地蔵様の
慈悲の心に頭が上がりません…

本当にありがたい存在ですね。

気になる真相を調査!お地蔵様に手を合わせてはいけないって本当?

お地蔵様がいる理由がわかると、
ますます手を合わせたくなりますが
「お地蔵様に手を合わせてはいけない」
と聞いたことありませんか?

その気になる真相について調査してみたところ…
半分本当で、半分迷信であることが判明。

ここからはスピリチュアルな話になります。

手を合わせてはいけないお地蔵様がいる⁉

お地蔵様は、この世の全ての人を
救って下さる存在。

そのため、誰にも供養されない故人、
不慮の事故で亡くなり、この世を
彷徨っている人などが救いを求め集まります。

道端や村のはずれにあるようなお地蔵様は
身代わり地蔵や、霊を供養するために
祀られていることが多く

その前で手を合わせてしまうと、
慈悲の心を持ったあなたについてきてしまう
ことがあると言われているのです。

お地蔵様に手を合わせるのは良いことなのですが
その周りにいる霊が、
「お地蔵様には手を合わせてはいけない」
という迷信を生んだのだと考えられます。

お地蔵様に手を合わせる時はどうしたら良い?

本堂の奥にいるお地蔵様には
2礼2拍手1礼でお参りしましょう。

道端でお地蔵様を見かけたときは、
そっと手を合わせ人の痛みに
思いを馳せて下さい。

手を合わせることに少し抵抗がある方は
軽くお辞儀をして通り過ぎましょう。

まとめ

<お墓の入り口にお地蔵様が立っている理由>
・あの世とこの世の境界に身を置くことで
お墓で眠る故人を魔から守るため

<お地蔵様に手を合わせても良いのか>
・お地蔵様が立っている場所に合わせて
そっと手を合わせたり、
お辞儀をしたりしましょう

以上が、お地蔵様がなんのために
立っているかについてです。

理由がわかると、お地蔵様が何故優しい
お顔をされているのかがわかり、
とても感慨深い気持ちになりますね。

様々な思いを背負って立っているお地蔵様。
次に見かけたら、感謝の意を込めて
是非手を合わせてみてくださいね。

 
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