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わき道からの合流時など、
進路を譲ってもらった感謝の気持ちとして、
短時間だけ点滅させるハザードランプを
『サンキューハザード』と呼ぶそうです。
ドライバーの方なら実際に目にする
シーンは多いですよね。
やり方としては
『2、3回ランプを点滅させるだけ』の
簡単なものです。
短い回数に抑えるのは、周りの車に
非常事態と誤認させないため。
教習所で習う教科書通りで言えば、
ドライバー同士のコミュニケーションは
『会釈』や『手を上げること』とあります。
しかし、運転中のドライバーにとって
それは非常に見えにくく、
伝えにくいですよね。
その点、サンキューハザードは
とても目に入りやすく気づきやすい。
また一般ドライバーにも浸透している
文化・マナーなので、理解してもらいやすい
というメリットがあります。
実際筆者もサンキューハザードは
やりますし、してもらっても悪い気は
全くしません。
この『サンキューハザード』ですが、
度々議論になるのが“必要性”です。
どういった点が問題になっているのか。
また、問題を防ぐための方法を
ご紹介していきたいと思います。
目次
サンキューハザードはここに注意!感謝のはずが緊急事態に?!
![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2020/11/926781ff7ef5b7553d3e736389606e0a-300x160.jpeg)
時と使い方によってはハプニングを
呼ぶことがあります。
それは、ハザードランプの本来の使い方に
理由があります。
ハザードランプとは、正式名称
『非常点滅表示灯』と呼ばれます。
そう、ハザードランプはあくまでも
『非常時を伝えるための表示灯』で
あることが大前提となっているんです!
そのため、良かれと思った
サンキューハザードが後続車には
「何か起こったのではないか?」
と誤解され、混乱や事故に繋がる…
ということがあるそうです。
これでは何のためにハザードランプを
点灯させたのかわかりません!
それを防ぐのは、2、3回の点灯に
留めることがとても重要です。
長々と光ると「あれ?」と
思われてしまいます。
実際筆者も前の車が4~5回程点灯
させたら、確実に「何かあった?」と
感じます。
正直3回目くらいから
「あれ?」と思います。(笑)
上記の理由や安全面から
『サンキューハザードは不要』
とするドライバーも多くいます。
実際、教習所ではサンキューハザードの
必要性は否定気味に指導されますし、
事実慣習的なマナーの一種です。
その点は理解した上で利用すべき
ということは覚えておきましょう。
みんなで心がけよう!車の運転にもコミュニケーションと思いやり!
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車の運転には人の意思と感情が
多分に含まれています。
どうせ運転するなら、落ち着いて
穏やかな気持ちで行いたいですよね。
しかし、世の中そう上手くはいかないもので、
進路を譲ったにも関わらず、
会釈も挨拶もなしで当然のように進路に
入り込まれると少なからず「ムッ!」と
してしまいます。
しかし、無理な割り込みをされた後、
「ムッ!」としても後続車に伝える
サンキューハザードが点灯すれば
「仕方ないな…」とくすぶった苛立ちも
鎮火できるというもの。
私自身がサンキューハザードに対して
肯定派ということもありますが、
実生活と一緒で、何かをしてもらったら
感謝を伝えるべきだと思います。
ただし、ハザードランプを押すために
視線を外したばかりに事故を起こした…
なんて悲劇にならないように、
サンキューハザードを強要する
道路環境になることは決して良くありません。
まとめ
![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2020/11/c89126504a10b0f1b4b3786e72d63a42-300x225.jpeg)
トラック間で始まったコミュニケーション方法
でした。
それが日本のトラックドライバーへ伝わり、
次に一般ドライバーの間にも広がった説が
有力視されているそうですよ!
サンキューハザードは法律で
決められたものではありません。
むしろ違法に当たります。
さらに“肯定派”と“否定派”、
さらに地域によってはローカルルールが
あったりと少々難しい特性を持った
方法です。
それを理解していれば
「サンキューハザードしてくれなかった!」
という苛立ちも少しは緩和されるのでは
ないでしょうか。
車の運転も思いやりが大切です。
サンキューハザードは理にかなった
コミュニケーション方法だとは思いますが
それを強要したり、無いからと言って
怒るようなことが無いように
余裕ある気持ちで運転したいですね。