新常識!離島へ観光に行く人は知っておきたい入島税とは!?

離島の観光地で、
入島税の導入を検討する自治体が
増えてきています。

話題になっている入島税ですが、
一体どのようなものなのでしょうか?

」と名前に付いているため
お堅い印象を持ってしまいそうですが、
そんなことはありません。

 
入島税とは
島に来た観光客から徴収する税金です。

その島の景観維持自然保護のために、
数百円程度払ってもらいます。

温泉街へ行ったときの
入湯料と同じようなものだと
考えてもいいでしょう。

 

目次

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特別な手続きは不要!入島税の支払い方法とその使い道とは!?

観光地の島へ入るときに払うのが入島税です。
入島税は現在、沖縄県にあるいくつかの離島で
導入されています。

どのようにして入島税を
支払ったらいいのでしょうか?

方法は簡単です。
たいていの場合は、船や航空機の
チケットを買うときに
入島税も一緒に払います。

特別な申請などは一切いりません。

例えば沖縄県にある竹富島では、
港の券売機で船のチケットを購入する際に
入島税を支払えます。

料金は300円です。
竹富島では、支払いは義務ではなく任意です。

座間味村では、
美ら海税」という
入島税と似たような税制度があります。

こちらは100円で、
船や航空機の料金とともに必ず支払います。

チケットとまとめて
その場ですぐに支払えるなら、
とても便利で楽ですね!

金額も少額ですし、
観光代を圧迫することもなさそうで安心です!

集まったお金は、
島を観光地として
きれいな状態に保つための費用に充てられます。

例えば、島の自然の保護費 文化財の修繕・維持費
ごみ箱やトイレなどの
整備・清掃費などになります。

その島を観光地として続けていくための
お金になる訳です。

 

観光客が減る!?入島税のメリットとデメリットそれぞれ解説!

入島税にはメリット、デメリット
それぞれあります。

まずメリットは、
・財源確保につながる
・効率的に徴収できる
の2点が挙げられます。

そしてデメリットは、
・観光客が減る可能性がある
・使い道を明確にしなければならない
の2点です。

詳しく説明します。

 
メリット①:
財源確保につながる

観光地の整備費は
主に自治体から出ていますが、
どうしても莫大な費用はかけられないのが
現状です。

観光客から数百円ずつ入島税を
徴収することによって、
費用をまかなうことができるのです。

ほとんどの離島の観光地は
豊かな自然伝統的な文化財などが
一番の売りです。

それらは悪天候や自然災害で劣化しやすく
定期的な整備が必要なものが
たくさんあります。

自然豊かな場所へ行くと
勘違いしやすいのですが、
透き通った海や美しい文化財は
タダで湧いて出るものではありません。

放っておいたらすぐに崩れ去ってしまいます。

 
メリット②:
効率的に徴収できる

入島税は、すべての観光客に
支払いをお願いすることができるので
効率よく徴収することができます。

ビーチを利用する客だけに払ってもらうとか、
宿泊する客だけに払ってもらう、などの
細かい設定をする必要がなくなります。

チケット販売の際に一緒に
払ってもらうだけなので
新たな費用もそこまで多くはかかりません。

入島税は費用や手間の面から見ても、
効率的な方法だと思います。

 
デメリット①:
観光客が減る可能性がある

入島税は、観光客から見れば
これまでに払う必要のなかったお金を
払うことになるということです。

数百円ですが、
入島税を払いたくないから
観光へ行くのを止める という人も出てくるでしょう。

訪れた土地の景観を楽しむことに
お金を払うという価値観
定着していないためだと
考えられます。

 
デメリット②:
使い道を明確にしなければいけない

新しい税金を取るということは、
その使い道内訳
公開する必要が出てきます。

今まで必要なかったお金を支払った側は、
きちんと島のために使われたかどうかを
知りたいでしょう。

私ももし観光へ行って入島税を払ったら、
そのお金を不正に使われていないか
気になります。

入島税を導入する自治体が
毎年集まった金額使用内訳を市民に
公開すれば、
入島税への理解が深まるはずです。

 

まとめ

入島税はまだ多くの島では
導入されていませんが、今後は
増えていくでしょう。

常に新しい観光スポットが生み出される
この世の中で、離島が生き残っていくためには、
これまでのレベルを維持するのはもちろん
さらなる質の向上が求められます。

そのための手段の一つとして、
入島税は十分に有効な策だと思います。
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