今さら人に聞けない!こどもの日の由来とは?小学生でもわかる簡単解説!

5月5日はこどもの日 男女全てのこどもが主役のお祝いです。

昭和23年に始まった国民の祝日であり
「子供の人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに、
母に感謝する」目的で制定されました。

昔からの端午の節句のイメージが強く
男の子の健やかな成長を願う行事と捉えられやすいのですが、
どちらも別の行事です。

日が重なり、まとめてお祝いできるメリットがありますね。
では、お祝いの意味はご存じでしょうか?

この記事ではこどもの日に
「なぜ兜をかぶるの?」
「どうしてちまきを食べるの?」
という疑問にお答えします。

これを読んだらお子さんにも
由来を話してあげられますよね。

より一層、こどもの日を親子で楽しむ
きっかけになるでしょう。

目次

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なぜこどもの日に兜を飾るの?願いに込められた意味とは?

武家社会、特に男の子にとって、
兜は身を守るものであることから
“病気や交通事故などから守られますように”
という願いが込められています。

五月人形には兜をかぶる武者や金太郎が
モチーフになっており、“強く、たくましく育ってほしい”
という願いが託されていました。

戦いの兜を象徴するものではなく、
正装であったことから晴れ着として認識されています。

まさに日本の独特な感性と美意識の象徴である、
芸術品としての意味もあるのです。

宮中に行くとき毎回デザインの違う兜をつけることで、
女性達の心を魅了したともいわれています。

武士の間でもそんなダンディズムがあったなんて、
何だか飾っていてほほえましいような気持ちになりますね。

お子さんには
「こどもの日には子供達みんながたくましく育ちますようにって
お願い事をして兜を飾るんだよ。身に着けると強くなれそうだし、
悪いものから守ってくれそうだよね。」
とお話ししてあげられるといいですね。

さて、兜を飾る意味がわかったら
次はちまきの由来も知りたくなりますね。

どうして食べるようになったのか、
お伝えしたいと思います。

こどもの日の定番和菓子!ちまきを食べるようになった由来とは?

ちまきは、もち米を笹の葉でくるみ、蒸したものです。

昔は邪気を払うとされていた茅(ちがや)の葉で
くるんでいたことから
「ちがやまき」→現在の「ちまき」になりました。

平安時代、中国から日本に伝わったのですが、
その由来は戦国時代の中国の高名な詩人、
屈原(くつげん)の命日からきています。

彼は国王の側近として活躍し、人々から慕われていました。
しかし陰謀により失脚し、5月5日川に身を投げました。

人々は死を悲しみ毎年その命日に川に供物を投げ入れましたが、
屈原のもとに届く前に悪い龍に横取りされてしまいます。

そこで供物のもち米を龍が苦手な”ちがやの葉”で包み
邪気を払う5色の糸で縛ってから川へ投げたところ、
無事に屈原のもとへ届くようになったのでした。

これがちまきの始まりで、
5月5日にちまきを食べるこの風習は
病気や災難から身を守ってくれる大切な行事になりました。

こどもの健やかな成長を祈る気持ちと
魔除けの意味が込められていることから、お子さんには
「子供達みんながすくすく元気に育ちますように、
悪いものから守ってもらえるようにっていう願いをこめて
ちまきを食べるんだよ。」
とお話してあげられるといいですね。

ちなみに、この時ちまきに縛っていた5色の糸が、
のちに魔除けの意味として
こいのぼりの吹き流しの色となりました。

由来をたどっていくと色々なところでつながっていたことがわかり、
とても興味深いですね。

まとめ

いかがでしたか?

私も最近まで、こどもの日と端午の節句が
別の行事だということを知りませんでした。

こどもの日は女の子だけの家庭でもケーキを作ったり
鯉のぼりガーランドを飾ったりして楽しんでいます。

幼稚園では今も折り紙などで兜を作ったりします。
強さのシンボル、かっこいいですね。

4才の息子に話す機会があれば
この古くから受け継がれてきた伝統を
教えてあげたいと思います。
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