デニッシュとパイは、どちらもパン屋で
よく見かける人気商品ですね。
サクサク感やふわふわ感をある生地を
同時に味わえるデニッシュ、
そして好きな具がたくさん乗ったパイ、
どちらも美味しいです。
では、デニッシュとパイの明確な違いを
知っていますか?
実は、デニッシュとパイは似ていても
全く違うものなのです。
デニッシュは発酵させて作り、
強力粉を使用しています。
反対に、パイは発酵させずに作り、
薄力粉を使用します。
そのため、デニッシュはパンに分類され、
パイはお菓子に分類されているのです。
目次
デニッシュとパイの違いを2つのポイントで分かりやすく解説!
冒頭でも述べたように、デニッシュはパン、パイはお菓子です。
どちらも似ていますが、
分類上は全くの別物なんですね。
デニッシュは英語で
「デニッシュペストリー」と呼び、
意味はデンマーク風パンになります。
名前から見ても、
デニッシュはパンであることが分かります。
デニッシュとパイの共通点としては、
どちらも層が形成されておりバターが
たっぷり使われている
というものがあります。
では、両者の違いを詳しく説明しましょう。
発酵させるかさせないか
まず、デニッシュは、イースト菌を用いて生地を発酵させて作ります。
そのため、生地が膨らんで
ふわっとした食感が出るのです。
層の部分はサクサクしていますが、
中の生地がふわふわになるのは
発酵のお陰ですね。
基本的にパンは発酵させて作るので、
製造過程からもデニッシュがパンで
あることは明白です。
一方、パイを作るときには
発酵の過程はありません。
そのためパイ生地は膨らまず、
サクサクした食感だけになります。
発酵の過程がないので、パンの仲間には
入らずお菓子になるんですね。
使用する小麦粉の違い
デニッシュは強力粉を使い、パイは薄力粉を使います。
これも実は大きな違いがあるのです。
強力粉は、粒が荒くてタンパク質を
多く含みます。
硬質の小麦になるので、パンやピザ、
麺類を作るときに使われます。
反対に、薄力粉は粒が細かくてタンパク質は
あまり含んでいません。
軟質の小麦になるので、
お菓子作りに重宝されます。
それぞれの特徴を見ると、
大きな違いがありますね。
いつ食べるのがおすすめ?違いを知っていると満足感アップ!
それぞれの違いを理解したところで、どんなときに食べるのがいいのかも
知っておきましょう。
これはあくまでおすすめ程度のものなので、
あなたが食べたいときに食べるのが
もちろん一番ですよ。
基本的に、デニッシュは生地をメインに
味わうものでパイは具材が主役になります。
そのため、パンを食べたい気分の時なら
デニッシュがおすすめです。
また、あまり具は入っていないので食事と
いうよりおやつ感覚で食べるのが
いいでしょう。
分類としてはパンですが、
おやつでも十分食べられます。
パイは、生地よりも具材を
たくさん食べたいときにおすすめです。
パイに乗せる具材は様々です。
王道は果物ですね。
りんごやいちご、ベリー、梨、ぶどう、
バナナなどほとんどの果物は
パイに合います。
また、クリームパイのような甘さ重視の
パイもありますね。
パイは甘いものだけではありません。
ミートパイや野菜のパイなど
食事系の具材も選べます。
そのため、おやつにも食事にも
向いています。
まとめ
デニッシュとパイは、実はかなり違うということが分かったと思います。
どちらもパン屋でよく見かけるので、
あまり意識したことがなかったかも
しれませんね。
デニッシュに似たパンとして、
クロワッサンというものもあります。
こちらはパンですが、
デニッシュとほぼ同じで
形が三日月状をしているのが特徴です。
また、クロワッサンはバターの風味が強く、
味付けがシンプルなことが多いです。
次にデニッシュやパイを見つけたときは、
ぜひ違いを思い出しながら
選んでみてください。