最近、激辛商品をよく見かけます。
スーパーでは激辛のお菓子やカップ麺がありますし、
激辛メニューを売りにした料理店もありますね。
昔から辛い料理はありましたが、近年では
辛さに拍車がかかっているように感じます。
辛いものを食べて汗を出したり、普段食べないような
味の料理を食べられるのは良いことですが、
辛いものを食べすぎると腹痛になることがあります。
では、辛いものを食べたいけれど腹痛は防ぎたい場合は
どうすればいいでしょうか?
もしまだ辛いものを食べ始める前なら、
事前にヨーグルトを食べておきましょう。
食べ始めてしまった後なら
- 乳製品をとる
- 生野菜を食べる
- 水をとりすぎない
すでに腹痛が始まりそうなときは、
なるべく安静にして消化の良い食事をとりましょう。
目次
タイミング別対処法5つ:食べる前・食べた後・腹痛がある場合
冒頭でも紹介したように、
どのタイミングで対処するのかによって
内容が異なってきます。
ちなみに、どの対処方法も100%の効果が
あるわけではありません。
なぜなら、体質やその日の調子によって
辛さへの耐性が変わるためです。
まずは辛いものを食べる前に
対処したい人へのアドバイスです。
食前にヨーグルトを食べる
固形のヨーグルトでも、飲むヨーグルトでもどちらでも大丈夫です。
辛い物を食べると胃の粘膜が刺激されて
腹痛を起こしやすくなります。
辛いものを食べる前にヨーグルトを胃に入れて、
胃に防護壁を作ってあげましょう。
量としては・・・
固形のヨーグルトなら70~100g程度、
飲むヨーグルトなら200ml程度です。
その後は普通に食事をすれば腹痛を防ぐことができます。
すでに辛いものを口に入れてしまった人は
以下の方法を試してみてください。
乳製品をとる
ヨーグルトと同じ理由で、乳製品がおすすめです。こちらにはバリエーションがあります。
一番手っ取り早いのは牛乳を100~150mlくらい飲むことです。
少しずつ口に含んで飲みましょう。
ただ、牛乳を飲むとお腹を下す人も
いますよね。
そういう人は、チーズやマヨネーズを
料理に加えて一緒に食べてみてください。
辛さも感じにくくなりますし、胃を守ることもできます。
生野菜を食べる
生野菜には消化酵素が多く含まれているので、刺激から胃を守ってくれます。
また生野菜に含まれる食物繊維は腸内環境を
よくしてくれる効果も見込めますよ。
一つ注意してほしいのは、焼いたりゆでたり
すると消化酵素が減ってしまうことです。
水をとりすぎない
先ほどは牛乳を飲むといいと紹介しましたが、水は逆効果です。
水を飲むと辛味成分(カプサイシン)が口中に広がり、
余計に辛さを感じやすくなります。
ここでさらに水を飲んでしまい、辛味が広がり、
また水を飲む…という悪循環につながるのです。
結果的に水を大量に飲むことになり、
お腹が冷えて下痢になってしまいます。
辛いものを食べているときは、
極力水を飲まないようにしてくださいね。
消化にいいものを食べて安静にする
すでにお腹が痛くなり始めているときの対処法を紹介します。
腹痛が始まってしまうと、
もうそれを止めるのは難しいです。
これ以上胃に負担をかけないように、
腹痛が起こっているときはうどんやおかゆなどの
消化にいいものを食べましょう。
その後は安静にして、体を休めます。
また、下痢がひどいと体の水分やミネラルが
どんどん出て行ってしまうので、スポーツドリンクを薄めて
少しずつ飲むのもおすすめです。
辛いものは食べ過ぎに要注意!胃への負担と味覚障害のリスクあり
辛い物が好きで、あまりお腹が痛くなりにくかったり、
痛くなっても刺激を求めて食べてしまう人は、
一度自分の食生活を振り返ってみましょう。
まず、辛いものは毎日食べないようにするのが一番です。
いくら辛さに強いと感じている人でも、
胃の中は毎回なんらかの刺激を受けています。
また、辛いものの食べ過ぎは、
胃に負担をかけるだけではありません。
食べすぎると舌が麻痺して味覚障害につながるケースもあります。
生涯食事を楽しむためにも、
一度辛い物を食べたら何日かはやめておきましょう。
まとめ
辛いものを食べた後の対処法について紹介しました。
基本的に、若い人ほど辛さには強いと言われています。
これは、胃の粘膜の分泌量の問題です。
年を取るにつれて、辛さへの耐性が減っていきます。
先ほども説明したように、
辛いものは胃や舌にも影響を及ぼすので、
若ければどんどん食べていいわけではない、
ということも分かっていただけたと思います。
ぜひ、しっかり辛さ対策をとって食事を楽しんでくださいね。