一緒に横になって寝かしつけをしますよね。
でもこれって何歳になったらやめていいか
知っていますか?
実は寝かしつけって子どもが
寝られるようになるまで続けた方が良いんです。
早い子だと2・3歳ごろから1人で寝る子もいる
みたいですが、他の子ができているからといって、
あせって自分の子を無理やり1人で
寝させる必要はありません。
目次
なぜ必要?寝かしつけの目的とは?!
そもそもどうして寝かしつけをしているかというと、寝られないからです。
小さい子どもだと基本的に親と
一緒に過ごしているので、
- 1人になるのが不安
- 暗いところがこわい
- 物音が気になってしまう
というのが難しいみたいです。
そこで親が一緒にいることで、
安心して目を閉じて眠れるわけです。
赤ちゃんが夜泣きをする原因のひとつに、
寝ると「意識がなくなるのが怖い」
というのもあるそうです。
小学生になっても、学校で嫌なことが
あった日はパパやママと一緒に寝たい
と言う子も多いようです。
やっぱり1人だけだと安心できないのが
良くないみたいですね。
でも、眠くなったら寝るんじゃない?
という意見もありますが、限界になるまで
寝ないというのも良くありません。
確かにほったらかしといて泣きつかれて
寝てしまえば親にとって楽かもしれませんが、
子どもにとって1人で寝ることよりも、
夜に十分な睡眠をとることの方が重要です。
ノンレム睡眠とか深い眠りって言葉を
聞いたことがあると思いますが、
深い眠りには十分な睡眠時間が必要で、
しっかりした睡眠が成長に
影響を与えると言われています。
理想的な睡眠時間は以下のとおりです。
- 新生児期 16~20 時間 (寝たり起きたりを繰り返す)
- 乳児期(3ヵ月) 14~15 時間 (3~4 時間連続して眠るようになる)
- 乳児期 (6ヵ月) 13~14 時間 (6~8 時間連続して眠るようになる)
- 乳幼児期 (1-3 歳) 11~12 時間程
(ほぼ夜間に睡眠をとるようになる) - 幼児期 (3-6 歳) 10~11 時間 (徐々に昼寝が不要になる)
教えて!寝かしつけを卒業するには?!
寝るのは大事ということはわかりましたが、いつかは卒業することも大事です。
無理やり寝かしつけをやめる必要はないですが、
寝られるようになる練習をすることは
まったく問題ありません。
タイミングとしては小学校に入学するころには、
少しずつ意識したほうがいいかもしれません。
なぜなら小学校に入ると「お泊り」系の
イベントが増えてくるからです。
幼稚園・保育園のうちは、ひとりで寝れない子
の方が多いし、大人の目も多いので
何とかなりますが、小学生で寝られないと、
苦労することがとても増えてしまいます。
では、どうやって練習するのか?
寝かしつけが必要な理由のところで、
「不安」が大きいと説明しましたが、
逆に親がいなくても「安心」な環境を
作ることが1人寝への近道となるでしょう。
例えば、暗いのを怖がるなら常夜灯や
小さなスタンドをつけてあげたり、
1人になるのが不安ならぬいぐるみと
一緒に寝かしてあげたり、
物音が気になるようならオルゴールの
優しい音色を聞かせてあげたり、
とにかく子どもをリラックスさせて、
大丈夫!と思えるようにしてあげましょう。
焦らなくても大丈夫!親子で眠ることについて
子どもが全然寝ないから何もできないという愚痴を言いたくなることもあると思いますが、
小さいうちは大人ががんばって、
たくさん寝かせてあげるのが大切
ということをご理解いただけたでしょうか。
現在進行中のパパママにとっては、
つらい時期かもしれませんが、
いずれはみんな1人で寝ていくようになります。
早く1人前になれるように親としてある程度の
手助けをしてあげることも良いと思いますが、
寝かしつけに関しては必要になるまで
子どものペースに任せてあげた方が
いいのかなとも思います。
寝かせようとしても暴れまわる子どもを見ると
イライラするかもしれませんが、
いつか大きくなって一緒に寝てくれなくなると
愛おしく思える日もきっと来ますよ。