日本庭園などのきれいに整えられた
苔を見ると気持ちがやすらぎますが、
ベランダや家の外壁、庭のコンクリートに
生えた苔は一目見ただけで
気分が悪くなります。
特に地面に生えた苔は、放っておいたら
足をすべらせてケガをするかもしれません。
それでは、なぜ庭やベランダに
苔が生えてしまうのでしょうか?
ずばり、苔は湿度の高い場所や
日当たり・風通しが悪い場所を
好んで増殖するからです。
そしてベランダや庭は
この条件がそろいやすいからです。
また、梅雨が長引くことも原因のひとつです。
目次
あなたの家は大丈夫?苔が生えてしまう3大原因とは!?
苔が好きなのは、高湿度・日陰・風通しが悪い
の3点がそろった場所です。
この3点について詳しく解説しましょう。
高湿度
ほとんどの苔は緑色をしていますよね。色だけ見ると植物のように
思えてしまいますが、実は苔は
植物ではありません。
苔はカビの一種です。
あの庭にびっしり生えた緑色のものは、
全部カビなのです。
想像すると身震いしてきます。
カビは湿度の高いところで増殖しますよね。
苔も同じです。
また、梅雨が長引くと
ジメジメした日が多くなるため
苔の増殖につながります。
特に苔が大量発生しているのは、
これが最大の原因だと考えられます。
日陰
多くの苔は、直射日光が当たらない場所で増殖します。
これもカビが増えるのと同じ原理です。
ベランダの内側や
日が当たりにくい部分の外壁、
庭の日陰部分で苔を見かけませんか?
それらの場所はどうしても日陰に
なりやすいため、苔が生えやすく
なってしまいます。
風通しの悪さ
これは湿度とも関係してきますが、風通しがいい場所はたいてい
カラッとしています。
反対に、風があまり通らないような場所は、
空気が滞留してジメジメしやすくなります。
風通しの悪さは湿度上昇につながるため、
苔も生えやすくなるのです。
この3点が当てはまる場所を作らなければ
苔が大発生する可能性も低くなるのですが、
なかなか難しそうですね…。
マンション・一軒家住まい共に、
全方向日当たりをよくするのは
厳しいと思います。
今すぐできる!苔の対処法3選!
では、苔が生えてしまって気になるときはどうしたらいいのでしょうか?
ここでは3つの方法を紹介します。
専門業者に依頼する
一番手っ取り早いのはこの方法です。専門業者に頼んで
苔を取ってもらいましょう。
知識や体力がなくても苔を落とせるので
一番楽だと思います。
取ってもらう広さと苔の量によりますが、
平均的な庭なら数時間程度で
作業が完了します。
ただし、この方法はお金がかかります。
数万円~十数万程度の高額になる
可能性もあります。
苔取り剤やカビ取り剤で取る
ホームセンターなどで苔取り剤を買ってきて自分で落とす方法もあります。
体力と時間はかかりますが、
お金は苔取り剤の代金だけで済むので
費用を抑えられていいですね。
苔取り剤を苔の生えた部分にスプレーし、
しばらく放置してから流したり
こすったりして落とします。
注意点は、薬剤を使用するので
必ず手袋をして作業することです。
熱湯で落とす
苔取り剤を買わずに、家にあるものだけで苔を落としたい人におすすめの方法です。
沸騰させたお湯を苔の生えた部分にかけ、
苔をふやかしてからこすって落とします。
一度で落ちない場合は何度か
繰り返してみましょう。
この方法で注意してほしいのは、
ぬるま湯をかけると逆効果になることです。
苔が増殖する原因につながるので
注意しましょう。
また、火傷にも気を付けましょう。
まとめ
苔が生える原因を知ると、日本は苔の生えやすい気候や環境が
ととのっていることが分かります。
それが苔を芸術で活用する文化に
つながったのかもしれませんが…。
普通の家やマンションでは、
庭や壁の苔を放置したら
ただ汚くなるだけです。
11月~12月の時期にも苔は生えるので、
苔に気が付いたら早めに落として
おきたいですね。
早めに対処すればするほど
手間もかからずに済みます。
これを機に、定期的に
家の周りの苔をチェックするように
してみるのはいかがでしょうか?