松茸はなぜ高い?栽培出来ないの?子どもでも分かる簡単解説!

食材の買い出しをしていると、ふと目に入るマツタケ。
でも高すぎて買うのは躊躇してしまいますよね。
「なんでマツタケってあんなに高いんだろう…」
こう思った事ありませんか?

あの価格の高さの原因はズバリ、
「人口栽培ができないこと」にあります。

以下では、
「松茸がどのような栽培方法で育てられているのか」、
そして「どうすれば安く手に入るのか」について
解説していきます!

目次

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マツタケ栽培が難しい理由とは?実は昔はもっと安かった!?

マツタケが自生するのは、
樹齢20年~40年のアカマツの根本!
そして栄養が無い痩せた土壌を好みます。

もしあなたがマツタケ農家をやろうと思ったら
たくさんのアカマツを植えられるような土地と、
樹齢に合わせた植え替えが必要になってきます。

でもそんなことをしたらとんでもなく高い
コストがつきますよね。


加えてマツタケの生態はいまだに
よく分かっていない部分が多くあります。

マツタケの栽培は各所で日々研究されていますが、
低コストでの人工栽培は今のところ実現出来ていません。

「スーパーでマツタケがセールになってた!」
そんな日は残念ながらまだ先になりそうです!

そのため現在のマツタケはその全てが天然モノです。
だから、正確に言うならば育てているわけではなくて
「採取している」といった方が正しいんですね。

マツタケを採取できるのは、
先ほども述べたように若いアカマツの根本。
しかも驚いたことに腐葉土がない土地でよく育つんです。

腐葉土とは枯れた葉っぱや枝が長い時間をかけて
土になったもののことを言います。

腐葉土は栄養分が豊富なほか、
水はけがよくなったり保温効果もあります。

そのためたいていのキノコ類は、
腐葉土のある土壌を好みますが、
キノコの王、マツタケはそんなところには育ちません。
キノコ界の変わりモノですね!


さてそんなマツタケですが、
昔はシイタケよりも安かった ってあなたはご存じですか?

というのも昔、つまり燃料が薪だった頃は
アカマツの生えている林が整備されていて、
マツタケがたくさん自然発生していたんです。

アカマツの薪はよく燃えたので、
人々は薪を拾ったりアカマツを整備しに
頻繁に山へ行きました。

すると人々が通るところには落ち葉や枯れ枝などが
積もりにくくなり、自然とマツタケの生える環境が
できていたのです!

しかし薪以外のガスや石炭などの燃料が普及するにつれ
人々は薪拾いに行かなくなってしまいました。

その結果、自然発生するマツタケは年々少なくなり、
今では珍しい希少なキノコとして
高値で取引されるようになったのです。

ではあなたが「マツタケを食べたい!」と思ったら
高いお金を出すしかないのでしょうか?

それでも安くマツタケを食べたい…そんなあなたにお勧めの方法!

「香りマツタケ味シメジ」とも言われるように、
マツタケの最大の特徴は何といってもその香り!

でもマツタケって食べるには高い…
そう思いませんか?
そこでおすすめなのが海外産の輸入マツタケです!

実はマツタケは世界の国々では、
あまり珍重されていません。
マツタケを高級食材として扱っているのは
日本や韓国など。

そのためカナダなどの北米産
中国・韓国などのアジア産
メキシコ産などのマツタケが
市場に出回っているのです。

味や触感が国産のものと異なったり
見た目が日本のマツタケと違ったりもしますが、
炊き込みご飯などの香りを楽しむ料理にはうってつけ!

国内産のものよりも価格が抑えられ
お手軽にマツタケを食べることができます。

「形なぞ気にしない!
私はとにかくマツタケご飯が食べたいんだ!」
というあなたは、気分を変えて海外マツタケに
挑戦してみるのも手かもしれませんよ!

まとめ:高級食材・マツタケがお安くなるのはまだ先!

ここまで、マツタケが高い理由と、
それでもマツタケが食べたいあなたにお勧めする
輸入マツタケについて見てきました。

いかがでしたでしょうか?
毎年やってくる秋の味覚!
これを機会に挑戦してみるのもよいかもしれませんね!
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