子供達の夏休み宿題などの「宿題代行」。
算数の問題みたいに
答えの用意されたものだけでなく、
読書感想文・自由研究といった
子供達の感性が必要とされる宿題まで対象になっています。
企業がやってるものから個人がやってるものまで
宿題業者はありふれています。
【※費用の例】
・小学生の国語・算数ドリル1冊:6,000円
・読書感想文1文字:6円〜
・英文翻訳1文:50円
・ポスター1つ:15,000円
・工作作品:6,000円
などがあります。
対象年齢幅も広く、
小学生〜大学生と課題代行まで行っているようです。
依頼に関しては小学生〜中学3年生の受験を
頑張っているお子さんの母親からの依頼が
9割を占めるそうです。
理由は「時間の無駄」や「宿題の量が多過ぎる」 と言ったものです。
受験勉強している家庭にとっては
学校の教育水準を上回っているので
宿題が時間の無駄になってしまうことが多いのですね。
また、宿題代行サービスを考えている親御さんたちに
検討する際の注意点を調べました。
一番考えるべきはやはり子供への悪影響でしょう。
目次
どんな悪影響を及ぼすの?
結論から言うと、・子供の「学び」 ・親子のコミュニケーション に悪影響があると思います。
子供の生活の大半は学校に通っている時間であり、
遊ぶことも大切ですが、
学ぶことも同じくらい大切ではないでしょうか。
学校での学びを予習・復習できるのが
宿題なのに宿題代行を行ってしまうと
学力が身につかなくなってしまいます。
ましてやそれがお金で解決できると知ってしまったら、
歪んだ認識を持ってしまうことも考えられます。
私は小学生の頃、宿題で分からない問題があると
親に聞いて教えてもらっていましたが、
そこにコミュニケーションが発生していた事は確かです。
宿題の他に大事なものがあり、
それに時間を割かなければならないのなら
有効活用だと思いますが、
宿題や課題に向き合わなければ 課題解決力や計画性が欠けてしまうこともあります。
悪影響ばかりではない?使い方が重要
とは言っても、サービスを利用する人が多数いるのも事実。
宿題代行サービスを利用するのなら
以上の点を理解、納得した上で
利用した方がいいと思います。
一番大事なのは子供の意思だと思いますので、
親がどう言おうと「宿題をするのは子供本人だ」 と言うことを理解して話し合いをした上で利用しましょう。
子供が知らない間に親が決めてしまう事を続けていれば、
自然と親子の間で精神的距離が遠くなっていくでしょう。
時間をお金で買うことは効率的だと思うので、
親として「何が子供にとって大事なことなのか?」 を考えて利用することが重要ではないでしょうか。
宿題代行サービスを利用する前に親ができること
時間がなく忙しいから何でもかんでもお金を払えばいい
というものではありません。
1:宿題をした上で受験勉強できる時間を作ってあげること
宿題をするほどの余裕がないという受験勉強量は
子供にとって大きな負担になっています。
もう一度相談し合ってスケジュールを決めましょう。
2:宿題の量が多いのであれば学校に相談する
受験勉強に影響するほど宿題が多いと感じるのであれば
学校か担任の先生に相談するのも1つの方法ではないでしょうか。
3:子供は宿題代行サービスを利用することに納得しているか
親子で話し合い、利用するかを決めましょう。
まとめ
私の場合、夏休みの宿題は毎年最後まで残してしまう子供だったのですが、
最終日でなんとか片付けていました。
このサービスを知っていたら
親に相談していたかも知れません。
絶対利用はしてくれなかったでしょうが。
時代の流れで便利なサービスが増えてきますが、
結局は使い方次第だなと思います。
情報が増える世の中で、
適切に取捨選択をしていく必要がありそうです。