ハシビロコウの驚くべき生態!動かないのは自然を生きるためだった!?

あなたは、
ハシビロコウって知ってますか?

私は東京の上野動物園で
初めて見たんですが、
パンダよりも象よりも、
足を止めていた時間が多かったと思います(笑)

なぜなら、動かないんですね。

私も不思議で、
10分以上じーっと見ていたんですが
身体も動かなければ
目線も動かないんです。

なぜ動かないのかと言うと、
好物を確実に捕らえるためです。

じーっと待ち伏せする癖がついており、
動かないんだそうです。
面白いですよね。

では、
ハシビロコウの生態
愛らしい魅力について、
より詳しくご紹介していきましょう。

 

目次

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ハシビロコウは草食系⁉その生態と一躍人気者になった理由とは?

1.ハシビロコウについて
ハシビロコウは、大型の鳥類で、
体長は1.0~1.4mくらいで
体重は4~7㎏。

アフリカ大陸の湿地に生息しており、
生息数は5000~8000羽ともいわれています。

ハシビロコウは、
生息地の減少や環境変化などの影響、
人口繁殖の難しさから、
絶滅危惧種とされています。

動物園で繁殖に成功した例は、
世界でたった2例

日本でもお見合い作戦に
取り組まれていますが、
成功例がありません。

ケンカしてしまうんですね。

 
もともと縄張り意識も強く、
一匹狼を好み、
繁殖の機会も少ないんです。

見た目通り、
恋愛下手なんですね。

世界の動物園などでの飼育数は、
40~50羽。
そのうち約3割が
日本の動物園で飼育されています。

わずか十数羽ですが、
日本は比較的ハシビロコウに
会いやすい国なんですね。

寿命は30~40年。
単独行動を好み、
気難しい性格です。

 
2.ハシビロコウのチャームポイント
特徴は、
巨大なクチバシと寝ぐせ(笑)、
そして鋭い眼光。

この大きな硬いクチバシで、
主食の魚(ハイギョ)を丸のみにします。

また、頭の後ろに
寝ぐせのようながあります。

この羽が
なんとも可愛らしいんです。

そして、鋭い眼光。

一度目があったら最後、
目をそらせなくなるほどの鋭い眼光。

目で殺せそうなくらいの迫力です(笑)

でも意外と、正面から見ると
ユニークな可愛いお顔で
そのギャップもまた
人気の理由のひとつです。

 

実は計算高かった!?ハシビロコウがじっと動かない理由とは?

なぜ動かない?
野生では湿地帯に生息している
ハシビロコウ。

大型な身体で、
機敏な動作をすると
他の鳥を警戒させて、
狩りの効率が悪くなってしまいます。

なので、数時間に1回、
水面に呼吸に上がってきた魚を
待ち伏せて捕食するようになり、

結果、非常に長い時間
静止していることが出来るように
なったそうです。

動かない鳥」とも呼ばれています。

 
動かないだけでなく、鳴きもしない?
また、動かないうえに、
鳴かないんですね。

鳴くための機能が退化していて、
ほとんど鳴くことができないようです。

コミュニケーションをとりたいときは、
クチバシをカタカタと鳴らす
クラッタリング」という行動が
合図になります。

 
飛べるの?
ほとんど動かないのですが、
たまに羽を広げて飛ぶことがあります。

餌が取れない時に
場所を変えるためとか、
長く飛ぶことは稀ですが
最大100~500mは飛べるといわれています。

 

おわりに

今や写真集や書籍も
発売されているほどの
人気のあるハシビロコウ

動かないのは、
この大きな身体で
効率的に餌を捕らえるためだったんですね。

生きるために、
数時間に1回の魚の息継ぎを
じっと待っているなんて
辛抱強いですね。

私だったら、ぼーっとしてしまって
息継ぎを見逃してしまいそうです(笑)

見た目も愛らしいハシビロコウ。

日本でも見られる動物園が
上野動物園をはじめ
いくつかありますので、
ぜひ調べてみて下さい。

あなたも
ハシビロコウのとりこになるはず。

以上、ハシビロコウの生態と
動かない理由でした!
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