火星が赤く輝く理由は表面が鉄サビの
赤土に覆われているためなのですが、
もしかしたら『生命が存在していたかもしれない
星(場合によっては今も?)』ということは
知っていますか?
火星の平均気温は-60℃で、
最高気温は30℃ほど。
気温が低いのは、重力が弱いため
熱を地表に引き付けておくことが難しいため
と言われています。
大気は非常に薄く、95%が二酸化炭素。
これだけ聞くと、他の惑星と比べると
比較的過酷な環境ではないように
感じますね。
そして注目すべき点は、
火星に生命の可能性があるということ。
その理由は『水の氷』の存在でした。
太陽系の中で、比較的地球に似た
赤い星・火星の特徴を詳しく簡単に
解説していきますね♪
目次
太陽系第4惑星!地球のおとなり火星の環境とは?
前述の通り、火星は地球のすぐ外側を公転している惑星です。
地球からみると、その名がイメージする様に
赤く輝いていますが、鉄サビを主成分とした
赤土が赤くみせているだけで、決して
太陽のように燃えているわけではありません。
《火星の大地》
表面は非常に乾燥しており、岩石に覆われています。
数百メートルの高さに渡る塵旋風
(巨大なつむじ風)や砂嵐が発生する一方、
大気は非常に薄く、地球の約100分の1
しかありません。
さらに『火震』と呼ばれる、
地球で言う地震活動も頻繁あります。
しかし火星には地球の様に
プレート活動はなく、近隣の惑星からの
潮汐力の影響もないことから火震が起こる
正確な原因の断定は困難とされています。
《火星の大きさや動き》
赤道直径は地球の半分の約6800kmで質量も約10分の1と小さく、表面重力も
地球の3分の1しかありません。
しかし、自転軸が約25度傾いているため、
地球と同じように季節の変化があります。
自転速度は24時間37分で
地球とほぼ変わらない一方、公転は687日
と地球の方が早いため、約2年2か月ごとに
地球が火星を追い抜き、距離も接近します。
最接近した際にはマイナス2等級程度の
赤く輝く姿を見せてくれます。
宇宙規模でみると地球と火星は隣同士にも
関わらずこんなに環境が違うんですね!
隣同士と言っても、地球から6207万km
も離れていますから、
新幹線で火星に行こうとしたら
約35年かかる距離だとか。
気が遠くなってしまいますね。(笑)
火星人はいるの!?生命体が存在する可能性とは?
昨今の研究から、“火星には生命存在の可能性”がある
ということがわかっています。
最大の理由は“水の氷”の存在です。
火星の南極付近で“氷の下に塩水の氷底湖”
が発見されたという研究結果があります。
実際、現在はクレーターとなっている
箇所には適度な塩分やミネラルを
豊富に含んだ湖があったと考えられており、
生命が存在するためには非常に適していた
と考えられています。
さらに古代の火星は今より温暖で、
表面には海ができるほどの水に溢れた
惑星だったとも考えられています。
このことから、生命の痕跡の発見が
期待されている他、今でも生命が
存在している可能性が十分に
残されているのです。
そうは言っても“火星人”のような
知的生命体が現存する可能性はなく、
私たち人類の移住計画も問題が山積みで
現実的ではなくなるほど、今の火星は
過酷な環境なようです…。
【衝撃】昔の火星は水に覆われていた!?なくなった理由を簡単解説!
私たちが住む太陽系の中で、 サイズ感や距離が近しい位置になる惑星・火星。 地上から肉眼でみても赤い輝きがとても美しい星ですよね。 この火星、今では赤さびを大量に含む乾燥した惑星ですが、 太古の昔は、大量の水に覆われた豊かな星だったことが 最...
まとめ
筆者が小さいころ、地球から移住するとしたら一番に挙がる星は火星でした。
『火星移住計画』や『火星人』という
ワードを聞いていると「もしかして生命が
生きやすい環境なのでは?」と思いますが
簡単にはいかないのが現実です。(笑)
そうは言っても、金星のように表面温度が
460度を超えていたり、木星のように
硫化水素やアンモニアの嵐が吹きすさんで
いるわけではないので、比較的おとなしい
星なのかな…とも思ったり、
思わなかったり…。
他の天体や惑星の事を知れば知るほど、
地球がいかに無数の軌跡の上に
成り立っているのか知ることが出来るので、
宇宙や天文学は楽しいですね!