土筆とは?美味しい食べ方とその注意点

adege / Pixabay

一昔前であれば、土手でよく見た土筆の群れ。

いつの間にか見る機会も減ってきましたが、
土筆は春の季語にもなるほど春の風物詩とされています。

休日のお出かけに、訪れた河原の土手や田んぼのあぜ道で土筆が見られるかもしれません。

とても可愛らしい見た目の土筆を眺めて春の訪れを感じてみるのも良いでしょう。

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土筆は女性に嬉しい山菜って本当?

先程から土筆と書いていますが何と読むかご存知でしょうか?

そうです、「つくし」と読みます。

土筆はスギナという植物の胞子茎です。

詳しくはシダ類トクサ科の植物で、
このトクサは古生代にすでに生息していたそうですから、
その親戚の土筆(スギナ)もかなり歴史のある植物と言えるでしょう。

英語では「Horsetail」馬の尻尾という名で知られています。

花言葉は「向上心」「意外」「驚き」「努力」など多々あり、
その小さな姿に逞しい生命力を感じることができます。

暖かい地域では2月から見られますが、
食べることを考えれば3月下旬~4月上旬、
柔らかい土から一斉に顔を出したもの
が良いでしょう。

栄養豊富な田んぼであっても、
人が何度も踏み固めてしまうと、土が固まってしまい、
次に生えにくくなってしまうので、鍬などで起こし、柔らかくしておきましょう。

名前の由来は、スギナに付いて生えてくるため、
「付く子」や「継ぐ子」から来ているのではと言われています。

栄養面では、ビタミンB郡、カリウム、鉄分などが含まれています。

ビタミンは壊れやすく、調理の過程でほとんど抜けてしまいがちではありますが、
ビタミンEやパントテン酸、食物繊維などで比較するとほうれん草より多く含まれています。

栄養面だけでも価値があることは確かですが、
低カロリーで腹持ちも良いと言うので、
ダイエット中にはもってこいの食材と言えるでしょう。

乾燥させ、煎じて飲むとむくみ防止に効果があり、
更には利尿作用もあります。

古くからその薬効成分も注目されていますね。

これなら食べてみようと思われた方に一つだけ注意があります。

実は、土筆にはアルカロイドや無機ケイ素が含まれるため、
大量に摂取することは避けたほうが良いのです。

アルカロイドとは、窒素原子を含む塩基性の有機化合物のことを言います。

科学的な説明は誤解を招くので、
乱暴に言えば、植物毒だと思ってください。

例えば、ケシの実からアヘンが作られ、さらにはモルヒネが作られることは知られていますね。

そしてアルカロイドは、マメ科、キンポウゲ科、ナス科など様々な植物に少量含まれています。

しかし、当然ですが普段食べている野菜で中毒など起こした人はいないでしょう。

いずれも少量で、調理の過程で洗い流されていくからです。

土筆も同様に、下茹でしたり洗ったりと、毒を洗い流しているのです。

無機ケイ素は主に鉱物に含まれているもので、
元のケイ素はシリコン、セラミックなどの製品に応用されています。

積極的に摂取することはどちらも避けたほうがよいでしょう。

脅したあとではありますが、
日本では古くから土筆を食べてきました。

そこには、大量には食べるなという言い伝えも添えてあったはずです。

また薬も過ぎれば毒となるという諺もあるくらいですから、
量と下ごしらえは気をつけましょう。

土筆料理で春を食べよう

土筆は、長年お浸しや、佃煮にして食べられてきました。

ただし、それらの調理の前にしなくてはいけないのが、はかま取りです。

はかまとは、土筆の茎の節部分に生えている、王冠の様な部分のことです。

はかまは、土筆の葉にあたるもので、繊維質が多く固くて食べられません。

少し面倒ですがこのように、一本ずつはかまを取ってから調理します。

含まれる灰汁のせいで、指先が真っ黒になってしまうので注意して下さい。

そして、はかまが取れたらキレイに水で土を洗い落とし、
熱湯で大体5分ほど下茹でをしましょう。
美しい緑色に変化します。

土筆は独特のほろ苦さが特徴の山菜です。

ですが、苦味が苦手な方は再度下茹でして、
胞子を取り除いてください。

茎は白っぽいままの方が後に火を入れても柔らかく食べられます。

さて、準備が済んだらまずは佃煮にして頂いてみましょう。

1.薄くサラダ油を引いたフライパンに土筆を入れ、軽く炒めましょう。

2.鰹だしと醤油とみりんを少しいれ、2~3分程度蓋をし、煮詰めます。

3.後はお好みの味に、麺つゆで味を調えましょう。

ご飯のお供に、美味しい佃煮ができたら、茶碗蒸しの具材に入れてよし、

卵とじにしてよしと食べ方は様々です。

他の春の山菜であるフキノトウやこごみ、大葉などと天ぷらにしても美味しくいただけます。

また、長期保存のため、塩漬けにされた物も販売されていますが、必ず塩抜きをしてから調理してください。

今まで食べたことがない方も、
新たな気持ちで春の味覚、土筆を一度召し上がってみては如何でしょうか。

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