七草粥はいつ食べるのが正しい?由来と合せて知っておこう!

七草粥はいつ食べるのが正しい?由来と合せて知っておこう!

慌ただしい12月ももうすぐ終わり、あと数日でお正月ですね。

お正月はおせちやお雑煮、お刺身を食べて、お酒を飲んでと嬉しい食生活が待っています。
よく正月太りなんて言いますが、おいしいものばかり食べていると確かに太ってしまいますよね。

今年のお正月は私も数キロ増えてしまったので、来年はあまり増えないように気をつけなければ!と思っています。皆さんも、食べすぎ・飲みすぎにはご注意ください。

さて、今回は正月料理の後に食べる胃に優しい七草粥についてお伝えしたいと思います。

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七草粥を食べる理由

七草粥は「邪気を祓い、一年の無病息災と健康を祈って」食べます。

大昔は7種の穀物を食べ、五穀豊穣を祈る農民の行事でしたが、平安時代になり、七草粥の習慣が朝廷に取り入れられて7種の野草に変わったのだといわれています。

また現代では七草のような野草を食べることで、正月料理で酷使した胃腸を休めるという意味合いもあります。

七草粥はいつ食べる?

七草粥は正月行事として定着していますが、本来17日は五節句のひとつである「人日(じんじつ)の節句」であり、その日の朝に七草粥を食べます。

本当ならば七草粥の風習が伝わったのは旧暦であり、現在の暦に直すとは2月に食べることになりますが、お正月のお節料理などで疲れた胃腸に消化のよいものをという意味合いもあり、七草粥は旧暦と変わらず17日に食べるとされています。

七草粥の由来

人日の節句の人日はその文字どおり「人の日」であり、
中国では前漢の時代に、元日は鶏、2日は狗、3日は羊、4日は猪、5日は牛、6日は馬、そして7日に人、8日に穀を占い新年の運勢をみていました。

また、唐の時代に人日の日に七種菜羹(ななしゅさいのかん)という7種類の若菜を入れた汁物を食べ、無病息災を願うようになったのだそうです。

これが日本に伝わり、年のはじめに若菜を摘んで頂戴し、自然界から新しい生命力をいただく若草摘みという日本古来の風習と結びつき「七草粥」となって、平安時代の宮中行事として七草粥を食べるようになりました。
ただし、当時は野草ではなく、米・あわ・キビ・ヒエ・ミノ・ゴマ・あずきの七穀を入れていたそうです。

鎌倉時代になると、今と同じ春の七草が登場し、穀物から野草へと変わりました。
そして、江戸時代には「人日の節句」として五節句のひとつに定められたのです。

七草粥の効果

七草粥には、春の七草である七種類の野草を入れます。

芹(せり):競り勝つの意。消化を助け、黄疸をなくす。
薺(なずな、ぺんぺん草):なでて汚れをはらうの意。視力、五臓に効果的。
御形(ごぎょう、ハハコグサ):御仏体の意。吐き気や痰、解熱に効果的。
繫縷(はこべら、ヒヨコ草):繁栄がはびこるの意。ビタミンAが豊富。 歯茎、排尿によい。
仏の座(ほとけのざ、タビラコ):仏の安座の意。歯痛に効果あり。食物繊維が豊富。
菘(すずな、カブ):神様を呼ぶ鈴の意。消化の促進、しもやけ、そばかす予防。ビタミンが豊富。
蘿蔔(すずしろ、大根):汚れのない純白さの意。 胃の調子を整える、吐き気止め、神経痛を防ぐ。風邪予防。

また、せり・なずな・はこべらにはむくみ解消効果があり、お正月のむくみも解消できます。

秋の七草との違い

春の七草と同じように、秋の七草というのもあります。

萩(ハギ)・尾花(オバナ、ススキ)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(オミナエシ)・藤袴(フジバカマ)・朝顔(アサガオ、キキョウ、ムクゲ説などがある)

秋の七草の覚え方としては「お好きな服は?」という語呂合わせが覚えやすいと思います。

お:おみなえし
す:すすき
き:ききょう
な:なでしこ
ふ:ふじばかま
く:くず
は:はぎ
といった感じです。

秋の七草は、万葉集の中で山上憶良(やまのうえのおくら)が歌っています。
春の七草は、七草粥などにして食べますが、秋の七草は見ることを楽しむものといわれています。

いかがでしたか?
私のように今までなんとなく七草粥を食べていた方もいると思います。
来年の人日の節句である17日には、家族揃って一年の無病息災と健康を祈って朝食に七草粥を食べましょう。来年も一年、健康に暮らせますように♪

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