![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2020/09/1ca58794933398230e3809a7cbe6440a-300x201.jpg)
ニュースで一度は聞いたことがあると
思います。
しかし、レアメタルと言われても
それがどんなもので、何に使われているかを
説明できる人は少ないのではないでしょうか。
結論から言うと、レアメタルは現在31種類あり
電池や合金、永久磁石などに使われています。
レアメタルの定義は以下のものとされています。
「地球上の存在量が稀であるか、技術的・
経済的な理由で抽出困難な金属」のうち、
工業需要が現に存在する(今後見込まれる)ため、
安定供給の確保が政策的に重要であるもの((経済産業省HPより))
難しい言葉が並びますが
簡単に言うと、次の要素のどれかを満たすもの、
という意味です。
- もともと地球で採れる量が少ない。
- 量はあるけど、それを採る技術がない。
もしくはコストがかなり高くなるため
現実的ではない。 - どこかの国に偏って存在しているため、
今後の政策次第では入手が困難になる。
レアメタルというのは様々な理由が原因で
入手することが困難な金属と言えます。
以下にレアメタルの一覧を表記します。
リチウム | ベリリウム | ホウ素 | [ 希土類 ] | チタン |
[Li] | [Be] | [B] | [Ti] | |
バナジウム | クロム | マンガン | コバルト | ニッケル |
[V] | [Cr] | [Mn] | [Co] | [Ni] |
ガリウム | ゲルマニウム | セレン | ルビジウム | ストロンチウム |
[Ga] | [Ge] | [Se] | [Rb] | [Sr] |
ジルコニウム | ニオブ | モリブデン | パラジウム | インジウム |
[Zr] | [Nb] | [Mo] | [Pd] | [In] |
アンチモン | テルル | セシウム | バリウム | ハフニウム |
[Sb] | [Te] | [Cs] | [Ba] | [Hf] |
タンタル | タングステン | レニウム | 白金 | タリウム |
[Ta] | [W] | [Re] | [Pt] | [Tl] |
ビスマス | ||||
[Bi] |
金属まで多岐にわたっていますね。
さらに厳密に言うと、レアメタルの中には
レアアースという分類があり、
17元素存在します。
以下がレアアースの一覧です。
スカンジウム | イットリウム | ランタン | セリウム | プラセオジム |
[Sc] | [Y] | [La] | [Ce] | [Pr] |
ネオジム | プロメチウム | サマリウム | ユウロピウム | ガドリニウム |
[Nd] | [Pm] | [Sm] | [Eu] | [Gd] |
テルビウム | ジスプロシウム | ホルミウム | エルビウム | ツリウム |
[Tb] | [Dy] | [Ho] | [Er] | [Tm] |
イッテルビウム | ルテチウム | |||
[Yb] | [Lu] |
目次
年々需要が増加中⁉レアメタルとテクノロジーの進歩の関係とは
![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2020/09/23527cc7d3b0e6af3134493c953a71f0-300x169.png)
よく耳にする理由は、その需要が
年々高まっているからです。
例えば、自動車メーカーが盛んに
開発している電気自動車は
リチウムイオン電池から動力源を
確保しています。
リチウムイオン電池はその名称から
分かるように、リチウムが大量に
使用されます。
そしてこのリチウムこそがレアメタル
なのです。
また、LEDという名称で馴染みのある
発光ダイオードにもガリウムという
レアメタルが使用されています。
このように私たちの生活の身近なところで
レアメタルは使用されており、
新たなテクノロジーが登場するたびに、
需要は増加する可能性があります。
以上のことからも、世間がレアメタルに
注目する理由がよくわかります。
日本にもあった!?レアメタル採取の可能性を秘めた「都市鉱山」とは?
![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2020/09/96c7087655ed4c94dbb8687f2d303872-300x206.jpg)
様々な理由で確保するのが困難である
ことが問題です。
しかし、日本にも多くのレアメタルが
眠っている可能性があることが
最近わかっています。
その可能性の一つが「都市鉱山」です。
都市鉱山とは、廃棄される家電製品や、
パソコン・スマートフォンに
組み込まれている電子部品に存在する
レアメタルを再利用可能な資源として
見立てたものです。
日本のような島国では、限りある資源を
有効に活用するために都市鉱山から
レアメタルをリサイクルすることは、
非常に重要な考え方と言えます。
他にも、日本の排他的経済水域から
大量のレアメタルが採掘できる
可能性があります。
これは石油天然ガス・金属鉱物資源機構
(通称JOGMEC)が発表したもので、
電池材料として使用されるコバルトが88年分、
ニッケルが12年分見つかったことを
根拠にしています。
私たちも貴重なレアメタルを無駄に
しないためにも、電子機器を捨てる際には
適切な方法で処理することを
心掛けたいですね。
おわりに
![](https://narunavi.com/wp-content/uploads/2020/09/64f7d270f3893c04d12aba089327363c-300x131.jpg)
なかなか覚えることは難しいですが、
主に家電製品や電子機器に使用されており、
私たちの暮らしになくてはならないもの
だということがわかりましたね。
また、レアメタルによって、電気自動車の
ような新たなテクノロジーが誕生する
可能性があることは非常にワクワク
させられるものだと思います。
日本でもレアメタルが採掘される可能性が
高いこともあり、今後もレアメタルの
ニュースからは目が離せませんね。