動物園のパンダは実は借り物だった!?レンタル費用っていくらなの?

朝夕の情報番組を見ていると、
動物園の動物たちの
愛らしい姿をとらえた映像が
出てくることがよくあります。

アルパカやカピバラ、レッサーパンダ、
ゴマフアザラシ、ラッコ
など挙げたらきりがありません。

ただ、そんななかでも動物園の不動の人気物といったら、
やっぱりジャイアントパンダではないでしょうか。

あの大きな巨体に主食の笹をほおばる姿、
なによりあのたれ目模様の顔で
ゆったりと動くさまは
まさに動くぬいぐるみといった感じです。

ときどきパンダの返却話が持ち上がると、
その度にパンダがレンタルであるという話題が
よくテレビなどでされるようになります。

では、そのレンタル費用って
どれほどのものになるかご存じでしょうか?
 
 
実は、オスメスのペアで
年間約1億円かかるそうです。
 
 
動物園にとってどうなのかは分かりませんが、
一般の感覚からすればなかなかのお値段ですね。

 
 

目次

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パンダのレンタル費用以外にかかる費用とは!?

みなさんご存じの通り、
ジャイアントパンダは中国からのレンタルです。

先ほども少し触れましたが、
オスとメスのひとつがいで年間約95万ドル、
レートによって大きく変わりますが

だいたい1億円を中国に対して
レンタル料を支払っています。

さらに、パンダが自然死でなく事故や過失などで
亡くなってしまった場合には、
およそ5千万円の賠償金を
支払わなければいけない契約になっているのです。

恐ろしく高額な契約だなと感じてしまいますが、
ここでひとつの疑問が出てくると思います。

恋の季節になると、
妊娠の兆候がみられるとかみられないとか、
そのあと妊娠したぞ、
なんてことになった日には、
もうマスコミは大騒ぎになりますよね。

そうです。

 
レンタル料を支払っているパンダの間に
赤ちゃんが生まれた場合です。
 
 
パンダの赤ちゃんのレンタル料は
いくらなのでしょうか?
 
以前は、赤ちゃんのレンタル料は
数千万円といった情報も出回っていました。

ですが、それは間違った情報らしく、
赤ちゃんのレンタル料についてはかからない
というのが正解のようです。

ただ、赤ちゃんのレンタル料が
かからなかったとしても、
それ相応のレンタル料がかかるのは事実です。

その上、エサとなる笹を
毎日のように確保しなければならず、
これがまた大変で相当なエサ代がかかるんだそうです。

実際、パンダに対して
あまりの経費がかかりすぎてしまったために、
パンダを返却してしまった動物園もあるんだとか。

どうもかなり体力のある動物園でないと
パンダは飼えないようですね。

 

なぜ!?パンダをレンタルしている理由について!

パンダのレンタル料が
かなり高額であるというのは分かったと思います。

ではなぜそうまでしてレンタルするのでしょうか?
 
毎年そんな金額払うくらいなら
買取でもした方がよっぽど安いのでは
と誰でも考えますよね。

実は、そうできない理由があるんです。

パンダが初めて日本に
やってきたのは1972年のことです。

中国から贈られたランラン・カンカンの2頭が、
上野動物園で公開されたときには
日本中でパンダブームが起きたのは有名な話です。

この時はレンタルではありませんでした。
あくまで中国からもらったもので
日本のパンダだったのです。

それが変わったのは1984年で、
絶滅動物の保護を目的とする
ワシントン条約において、
パンダが絶滅の恐れがあると分類されたことです。

これによりパンダは
特別な理由なく取引ができなくなりました。

なので、これ以降はそれまでのように

パンダの譲渡はできなくなり、
繁殖などを目的としたレンタル
 
ということになったのです。

ちなみに、
レンタルされたパンダに子供が生まれた場合でも、
それは中国のパンダとなるそうで、
子供が2歳ぐらいになると中国に返されてしまいます。

せっかく生まれたのに残念ですね。

 

まとめ

2017年に
上野動物園でパンダの赤ちゃんが
生まれたとのニュースで日本中が沸きました。

もうそのときのマスコミと言ったら
ものすごいはしゃぎようで、
和歌山にたくさんいるのに
何をいまさらと思っていたのを覚えています。

ただ、みんなの熱も相当なもので、
あれだけ騒いで人が集まるのを見ていると、
入場料やら飲食やらグッズ販売やらを考えると、

レンタル料1億円なんて
大した金額ではないのかもしれませんね。
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