選考過程はシークレット!?ノーベル賞の選び方とは?【簡単解説】

ノーベル賞発表の日が近づいてくると、
今年は誰がとれるのかとか、誰々が候補なんだとか、
テレビではその話題でもちきりです。

もう毎年の恒例行事のようなものですよね。

候補者側にしてみたら毎年勝手に候補に挙げられながら、
今年もとれなかったと勝手に落胆されてを
毎年繰り返されて少し気の毒な気もします。

そもそもノーベル賞の受賞者って
誰がどのようにして決めているのでしょうか?

ご存じの通りノーベル賞には複数の賞があります。
そして各賞によって決められた複数の団体が
候補の中から審査を行った結果、決定しているのです。

ではその選考過程はどのようなものでしょうか?

実は選考過程については絶対に秘密とされていて、
50年間は公表しないとルールが決まっているんです。
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ノーベル賞受賞者の選び方とは?

ノーベル賞はダイナマイトの発明により
莫大な財産を築いたスウェーデンの発明家、
アルフレッド・ノーベルの遺言によって設立された賞です。

その賞は「物理学賞」「化学賞」「生理学・医学賞」、
「文学賞」「平和賞」と後に追加された経済学賞」
の6つの賞があります。

選考は物理学賞、化学賞、経済学賞の3部門については
スウェーデン王立科学アカデミーが行いますが、
残りの3部門は別の団体が行うよう、
これも遺言で取り決められています。

生理学・医学賞はカロリンスカ研究所
文学賞はスウェーデン・アカデミー
平和賞はノルウェー・ノーベル委員会 で決定されます。

では選考がどのように進んでいくのかというと、
始まりは受賞者を決める前年の9月です。

その頃になると、
各分野の専門家の人たちに推薦を求めるのです。

そして推薦は1月で締め切られ、
2月から今度は審査が行われます。

本当にこの成果に間違いはないのか、
既に発表されているものと被っていないのか、
本当にこの人が研究したものなのか、
などなど数ヶ月をかけて最終候補まで絞ります。

そうして10月、最終候補の中から投票で決定され、
発表となるのです。

次にどのようなものが選ばれるかですが、
「物理学賞」「化学賞」「生理学・医学賞」に関しては
すごい発見をした人、あるいはすごい発明をした人 に与えられるそうです。

これは分かりやすいですね。

経済学賞に関しては発見や発明ということではなく、
こちらはすごい理論を発表した人に与えられます。

問題は残りの2つで、
要するに文学賞はすぐれた作品
平和賞は平和促進に貢献した人に与えられるのですが、
他の賞と比べてただの審査員の好みとされ、
物議をかもすことが多くなっています。

特に平和賞は政治的要素が大きく、
他国との摩擦もたびたび引き起こされています。

 

日本人初受賞と候補者たち

 
日本人で最初のノーベル賞受賞者となったのは
理学博士の湯川秀樹です。
1949年に中間子理論が認められ、
物理学賞を受賞しました。

待ちに待った日本人の初受賞のニュースは、
日本でも大いに沸いたそうです。

でも1901年にノーベル賞が始まってから約半世紀、
その間日本人は全く見向きもされなかったということでしょうか。

それは違います。

実は北里柴三郎や野口英世、山極勝三郎、呉建など
いずれも生理学・医学賞において幾度も日本人が
候補に挙がっていたことが明らかになっています。

北里はペスト菌の発見や破傷風の治療法の開発
という偉業を成し遂げ、1901年の第1回ノーベル賞の
最終候補となりました。

しかも、このときは北里の共同研究者が
ノーベル賞を受賞しており、
今のような共同受賞の考え方であれば、
一緒に受賞していたのではないかとも言われています。

また、黄熱病や梅毒の研究で知られる野口は3度
神経生理学の権威である呉に至っては6度
候補に挙がりながら受賞を逃しています。

江戸時代が終わってから50年かそこらだというのに、
まったくすごい人たちですね。

 

まとめ

2000年あたりからでしょうか。
日本人の受賞が頻繁にみられるようになりました。

日本人受賞のニュースが報道されるや否や、
どこもかしこももうお祭り騒ぎです。

いやいや騒ぎすぎでしょ!と思いながらも、
どこかうれしい気持ちになっている自分がいるんですよね。

ただこんな日も長くないと言われています。

どんどん研究費が削られていって
思うように研究ができないんだとか。

「2位じゃだめなんですか?」

以前、こんな言葉がはやりました。

ノーベル賞は取れないけども、これだけは分かります。
ノーベル賞とるなら2位じゃだめなんです。
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