80年ほどですが、
魚の寿命って知ってますか?
金魚とかを飼ったことある人以外は、
あんまり気にしたことないですよね。
ということで、
ランキングで紹介します!
1位 サメ 200年
2位 コイ 80年
3位 ウナギ 70年
以外にもサメがダントツでした。
と言ってもすべてのサメが
こんなに長生きなわけではなく、
ニシオンデンザメというサメが
とても長生きなんです。
目次
ニシオンデンサメはなぜ長生きできるの?秘訣は大きさとスピード!
ニシオンデンザメは、グリーンランドの周辺などの
寒い海に生息している
体長4メートルほどのサメです。
大きいですね。
ランキングでは
寿命を200年にしていましたが、
これは平均的な寿命で、
ここ数年だけでも推定で
400年や500年ほど生きた
ニシオンデンザメが数匹
見つかっています。
そして、ニシオンデンザメが
なぜこんなに長寿なのかというと、
動きが遅いことが
関係しているみたいです。
実はニシオンデンザメは
最も動きが遅い脊椎動物と
言われているらしく、
泳ぐ速度は時速1キロ程度とのことです。
時速1キロだと、25メートルプールを
泳ぎ切るのに1分半ほどかかります。
遅っ!・・・素人スイマーの私でも
勝てそうな遅さです。
これだけ遅いと狩りをするのは
難しそうなので、
ジンベエザメ的なプランクトンを
食べるサメかと思いますよね?
全然こわくないやつ
実は肉食でバリバリ魚食べる
サメなんです。
じっと待って不意打ちする
タイプのハンター。
しかも眠っているアザラシとかも
襲うらしいです。
そりゃあ体長4メートルもあれば
アザラシを食べれますよね。
一気に怖くなってきました。
普段はのんびり、
必要なときだけサッと動いて
たくさん食べる。
このメリハリが長寿の秘訣のようです。
サメ以外にも当てはまる⁉「長寿の秘訣」を分析してみた
魚に限らず、一般的に大きい生き物が長生きすると
言われており、
ゾウが80年ほど、
クジラが200年ほどの寿命です。
(人間は野生じゃないので除外)
逆に小さい生き物は短命で、
ハツカネズミが1年ほどで、
魚だとアユが1年ほどです。
長生きするには、
のんびりしているだけじゃなくて、
体の大きさも大事だということですね。
のんびりしているだけで
長生きできるならナマケモノが
長寿そうですが、実際には
20年ほどの寿命みたいなので、
ゆっくりなだけでは
数百年生きることはできない
みたいです。
では逆に体が大きくて、
急いで動きまわっていると
どうなるかというと、
やっぱりそんなに長生きできないみたいで、
止まったら死んでしまうマグロは
20年程度です。
つまり、大きい×ゆっくりが
長生きの条件ということでしょうか?
そう考えると確かにゾウやクジラも
ゆったりのっそり動くイメージです。
それだけじゃない⁉生き物の寿命には人類が関係している可能性
大きくてゆっくりなら生物として長生きなのはわかりましたが、
私はそれだけでは数百年の寿命に
なるのは難しいと思いました。
例えば、本来寿命80年ほどの
ゾウですが、象牙目当てに
多くの命が奪われていた
時代があります。
クジラも食肉のために
数を減らしてしまいました。
本来は襲われたり、
食べられることがない
長寿の生物でも、
人間に目をつけられると
長生きできなくなってしまうという
ことではないでしょうか。
最初のランキングで3位だったウナギも、
世界中で食べられるようになってから、
絶滅危惧種になってしまっています。
ニシオンデンザメが長生きできたのも、
寒い海の中でたまたまうまく
隠れられていただけかもしれません・・・
ちょっと重い話にしてしまいましたが、
環境をなるべく壊さないように
生活するのが生き物にとって大事かなと
思ったのです。
温暖化とかでニシオンデンザメが
住めなくなっちゃたりするかもですし。
これからも長寿の生き物たちが
ボーっとゆったり生きていくために、
環境を守っていく意識を持つ人が
少しだけでも増えることを
祈っております。