桜が散った頃に「そろそろ鯉のぼりを出そうかな」
と思う方は多いのでは?
「でもまだ早いからもうちょっと後にしよう…」
なんて言っているうちにGWになってしまったり、
慌てて飾ってもわずか数日でこどもの日になってしまうことも。
おひな様と違って「5月5日にしまい忘れたらいけない」
なんて話もあまり聞かないし…。
一体いつからいつまで飾ったらいいのでしょうか?
目次
飾る時期としまう時期
ズバリ、実は特に決まっていないのです。一般的には、 春分の日(3月20日頃)から4月中旬頃までに
飾るのが良いとされていますが、
地方によっては4月5日以降だったり、
5月以降だったりと様々です。
また、飾る日は大安吉日が良いとされる場合も
ありますが、あまりこだわる必要はありません。
もちろん日柄が良いにこしたことはありませんが、
それよりも天候の良い日に飾りましょう。
一年の大半は家の中で仕舞われている鯉のぼり、
青空で泳ぐ姿は気持ちよさそうです。
ひなまつりは「3月3日に仕舞わないとお嫁にいき遅れる」
と言われていますが、
鯉のぼりは特にそのようなことはありません。
むしろ5月5日に仕舞うのはめずらしく、
5月5日過ぎの大安・5月中旬・5月末と、
こどもの日以降の5月中に仕舞うのが一般的なようです。
天気の良い日に、しっかりと乾燥させてから
仕舞いましょう。
ポールなども汚れをよく拭いて、
しっかり乾かしてまた翌年に備えましょう。
洗濯やメンテナンス方法
1ヶ月ほどとはいえ、外に出しっぱなしなので鯉のぼりもポールも汚れています。
一生物ですからきちんと保管して
大事に扱いたいものです。
自宅で洗濯する場合
まず、鯉のぼり本体はブラシなどで優しくホコリを落とします。
雨などで汚れが酷い場合は手洗いで洗濯します。
中性洗剤を薄めたものに浸して優しく押し洗いをします。
ゴシゴシ洗うと痛んでしまいますので、
洗濯を子供にお願いすると大変なことになるかもしれません。
そして脱水はせずに天日でしっかり乾かしてください。
特に金箔付きのこいのぼりは、
金箔がはがれてしまうことがあるので、
もみ洗いは厳禁です。
干すときも絞らずに水を切るだけにしましょう。
しっかりと乾いたら、
畳んで湿気の少ないところに保管します。
鯉のぼりはナイロン製やアクリル製のものが
ほとんどですので、
アイロンは絶対にかけないようにしましょう。
ポールも汚れていますので、
乾いた布などで良く拭きましょう。
矢車や滑車の可動部には
注油してからしまってください。
お店や業者に依頼する場合
鯉のぼりの販売店や特殊クリーニングの専門業者などにクリーニングができるかを確認してから依頼します。
中には普通のクリーニング店でも扱っている場合があります。
大切なこいのぼりを預けるので、
汚れ具合や状態を双方でよく確認しましょう。
特に金箔付きのものは仕上がりを
あらかじめ確認してトラブルを防ぎましょう。
鯉のぼりの長さによってクリーニング代は変わります。 短いものであれば1000円台から、 6m以上の大きいものは5000円ほどかかる場合もあります。
お店や業者によって金額も様々なので、
各店舗に問い合わせましょう。