全粒粉のデメリットってある?小麦粉との違いや特徴を徹底解説

最近、全粒粉を使ったパンやパスタ、
お菓子などが増えてきています。

独特の素朴な風味にハマる人や、
ヘルシー志向の人達から人気を集める
全粒粉。

全粒粉は、
小麦をそのまま挽いて粉にしたもので、
普通の小麦粉では捨てられてしまう
小麦の表皮や胚芽もすべて含まれています。

小麦の栄養や味を丸ごと全部楽しめるのが
全粒粉の良いところですね。

しかし、全粒粉にもデメリットはあります。

デメリットは以下の4つです。

・値段が高い
・買える場所が少ない
・保存が難しい
・生地が水分と混ざりにくい

これらはすべて、
小麦粉と比較したときのデメリットです。

 

目次

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小麦粉とどう違うの?買う時ぜったい役に立つ全粒粉のデメリット4選

冒頭でも述べたように、
全粒粉は小麦粉と比べて
4つほどデメリットがあります。

これらを理解しておくと。
全粒粉を買ったり調理したりするときに
役に立ちますよ。

 

値段が高い

まず、全粒粉は小麦粉と比べて
そもそもの流通量が少ないです。

そのため、値段も高くなりやすいですね。

昔から圧倒的に小麦粉の需要が多いため、
この部分は仕方がないかもしれません。

製粉する際も小麦粉とは
別ラインで行なう必要があるので、
全粒粉用の製粉をしているところも
限られてきます。

お試しとして全粒粉を食べてみたい人は、
いきなり粉を大量に買うのではなく
全粒粉を使ったパンなどを食べて
味を確認してから買うのがおすすめです。

 

買える場所が少ない

小麦粉はどのスーパーにも
必ず置いてありますね。

しかし、全粒粉はなかなか見かけません。

これもやはり、
小麦粉の需要が多いからだと
考えられます。

健康志向の強いスーパー
高級なスーパーなら
比較的見つけやすいですね。

また、最近では
全粒粉をネットで販売している業者も
増えているので、ネットで買うのが
一番楽だと思います。

 

保存が難しい

全粒粉の保存期間は
製造から約180日ほどです。

商品によって異なりますが、
だいたい半年くらいは持ちます。

ただ、全粒粉は小麦粉よりも
品質の劣化が早いため、
保存が難しいのです。

小麦の胚芽の中には胚乳があり、
胚乳には油分が含まれています。

この油分は長期間経つと酸化していくので、
風味が落ちてしまうのです。

普通の小麦粉では胚芽を取り除くので、
油分で酸化する心配はありません。

全粒粉は小麦のすべてが入っているので、
その分気を遣う部分も多いのです。

全粒粉を保存する際は
基本的に冷暗所に置き、直射日光や
高温多湿の場所にさらすのは厳禁です。

密閉容器に入れておくと
さらに酸化を遅らせることができるので
全粒粉を買う人は
密閉容器も購入しておきましょう!

 

生地が水分も混ざりにくい

小麦粉を調理するときは
必ずといっていいほど
水と小麦粉を混ぜますよね。

小麦粉が水分を吸収して
モチモチとした生地に変わります。

しかし、
全粒粉はそう簡単にはいきません。

全粒粉は水と混ざりにくく、
生地が水分をうまく吸ってくれないのです。

その結果、生地がカチカチになったり
食感がパサパサしたりするのです。

私が初めて全粒粉のパンを食べたとき
若干パサついているなあ…
と感じたのですが、
それは全粒粉の性質が原因でした。

全粒粉と小麦粉を混ぜて使えば
パサつきを防ぐこともできますが、
全粒粉の割合は減ってしまいますよね。

これが解決策なのかは微妙なところです。

 

全粒粉はどんな人におすすめ?小麦粉よりも大きなメリットが人気

では、どんな人が
全粒粉に向いているのでしょうか?

まずは、食物繊維をとりたい人には
全粒粉をおすすめできます。

全粒粉には小麦粉よりも
多くの食物繊維が含まれているので、
お通じが気になる人は
全粒粉を試す価値がありますね。

また、全粒粉の味が好きな人にも
おすすめです。

これまで挙げたデメリットは、あくまで
小麦粉と比べてのデメリットであるため
そこまで深刻なものはありません。

純粋に全粒粉の味が好きなら、
これらのデメリットはあまり問題だと
感じない可能性が高いです。

 

まとめ

全粒粉のデメリットを紹介してきました。

購入機会が限られていたり
調理にひと癖あるのが全粒粉です。

ただ、食物繊維やビタミン、鉄分などを
豊富に含んでいるのは
大きなメリットとも言えます。

今はまだ一部で人気がある程度の
全粒粉ですが、今後はもっと需要が
増えるかもしれませんね。
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