同じ区間でも1万円くらいで
買えるときがあれば、
価格が跳ね上がることもありますよね。
特に繁忙期の価格には
「ウソでしょ…?」と感じたことが
あるのではないでしょうか。
このチケット代金の
変動に関する疑問は、
よく飛行機を利用する人なら
絶対に感じたことがあると思います。
筆者も「ライブ遠征」と称して
よく飛行機を使うのですが
この価格変動の理由を
知りませんでした。
気になって調べてみたところ、
『価格変動が起こるポイント』を
みつけました!
それは、
『決められた席数で、
いかに大きな収益を上げるか』ということ。
飛行機はフライト予定日より随分前に
「〇月〇日は500席の飛行機を飛ばす」
というのが決められています。
その時、過去のデータを基に
最大限利益が取れるであろう価格で
値付けをするそうです。
⇩
つまり『需要が高く、価格が高くても
売れやすい時期(お盆や年末年始など)』は
価格が上がり、
『需要が低く売れにくい時期は、
価格を下げて席を埋めることを優先する』と
いうこと。
そう言われると納得ですよね…!
それではこの飛行機代金の値付けについて
詳しくまとめていきますね。
目次
時期だけとは限らない!?チケット代はこうして算出されていた!
上記で書いた通り、飛行機のチケット代は
“需要に応じて変化”します。
「じゃあもっと沢山飛行機を飛ばしたり、
小さい飛行機に変えて
調整すればよくないの?」
という疑問も湧きますよね。
しかし、飛行機は性質上、
そう簡単に増減便したり、
飛ばす飛行機を変更することは
できないんだそうです。
その結果、決まった在庫量(座席)で
効率よく利益を取るには
『価格で調整』することが
最適ということになります。
これを専門用語で言うと
“レベニューマネジメント”と
呼ぶそうです。
値付けには、
『過去の同時期のチケットの売れ具合』
『座席供給量』
『他社動向』が関わってきます。
これらの複雑な要素や
ビッグデータを利用して
専用システムが適正な価格を
算出しているのです。
要注意!ネットの普及で変動はますます頻繁に!
上記のように、頻繁に価格が変動するような
販売方法が可能になった陰には
“インターネットの普及”があるそうです。
以前は旅行会社のカタログなど、
紙媒体をみてチケット注文をすることが
一般的でした。
しかしこれは一度媒体を印刷してしまうと、
頻繁に値段設定を変更することが
出来ません。
再印刷のコストや配布した物の修正に
手間がかかってしまうためです。
今の様にインターネットで
旅行予約をすることが
一般的になると
値段設定を変えたとしても、
再度売り出すことが随分
容易になりました。
そのため、
需要をみながら
細かく値段変更するスタイルへと
変化していったのだそうです。
「できるだけ早く予約したほうが安い・
出発日に近づくほど値上がりする」
という傾向はあるものの、
出発間際になっても
空席が目立つ場合は、
「ちょっと安くしてでも売ろう」と
値下がりすることも
あるそうです。
これもインターネットから
手軽に価格閲覧・予約が
できるようになったためだと
いえますね!
まとめ
筆者の住む地方の片田舎では、選ぶほどの航空会社は
運航していないのですが、
「飛行機に乗ってどこかに行く!」
というのは
どこかワクワクしますよね!…仕事以外。
前述したとおり、
ライブ遠征と称して
国内はもちろん、たまに海外まで
足を伸ばすのですが、
その時は「交通費は1円でも安く!」を
心がけています。(笑)
そうしたら気づくのですが、
同じ区間でも
出発時間が違うだけで
価格が必ず違うんです。
高速バスや新幹線は同じなのに…と
ずっと疑問に思っていましたから
今回の調査ですごく納得しました。
この “レベニューマネジメント”は
宿泊施設でも導入されている
値付け方法です。
大きなイベントが近くである
宿泊施設の価格が『通常時の倍』など
ビックリする価格になるのは
「それでも需要があるから」
ということですね。
価格変動の理由を知って、
あなたが旅に出るときの
参考にしてくださいね!