新たに認められました!
実はドローン(無人機)の商用利用は
近年じわじわと拡大しているんです。
ドローン配送にはリスクもある反面、
大きな期待が寄せられています!
そんな新技術・ドローン配送の
主なメリットとデメリットには
次のようなものになります↓
*メリット*
➀人件費を抑えられる!
②配達時間を短くできる!
③車で行けないところに届けられる!
*デメリット*
➀墜落するかもしれない!
②盗まれる危険性がある!
③法整備が整っていないため、実用化まで時間がかかる!
以下では、これらのメリットやデメリットについて
一緒に詳しく見ていきます!
目次
こんな未来が実現するかも⁉ドローン配送の3つのメリットとは?
1.人件費を抑えられる!ドローンは自立誘導が可能な無人機です。
だから、今まで人が苦労して車で配達していたような
場所にもビューンと飛んでいくことができます。
人を雇うとなるとかなりのお金が必要になりますが、
ドローンを導入することで人件費の削減に繋がるのです。
2.配達時間を短くできる!
ドローン配送はいわば小規模の空輸です。
陸上を移動するのと、空を移動するのでは
道の状況に左右されない空の方が
圧倒的に早いですね!
たとえば海岸線沿いなどジグザグした道は、
車だとたいへん時間がかかってしまいます。
空を飛んでいけば直線距離で行けますから、
時間短縮になることは間違いありませんよね。
これにより食品などの荷物はもちろん、
緊急性が高い医薬品や輸血用の血液などの
輸送にも期待されています。
3.車で行けないところに届けられる!
先ほども述べたように、ドローンは空を飛んで
荷物を運ぶ事ができます。
そのため、山間部や離島などでも早く・安全に
荷物を届けることができるんです。
山あいの地域や離島などでは、
道が整備されていなかったり、
過疎化が進んで人手不足である場合もあります。
だから、医薬品や食べ物のデリバリーなど、
少量でかつ早く届けたいものの輸送には
ドローンが向いているということになります。
しかしその一方で、
ドローン配送に伴うデメリットもあります。
安全面の保証は出来ない!?ドローン配送の3つのデメリットとは?
1.墜落するリスクがある!日々の研究によってドローンは進歩を続けていますが、
落雷やバードストライクなどの自然災害、
投石やウイルス感染などの人的災害によって
落下する恐れがあります。
配達に想定されている荷物の重さは2~4㎏!!
これが空から落ちてくると、
大事故になってしまいますね。
安全性が確立されるまで、
都市部での実現は少し先になりそうです。
2.盗難のリスクがある!
ドローン配送の輸送中・到着時に
盗難にあう可能性があります。
例えば輸送中にドローンごと盗んでしまったり、
到着時に受け取り主を装ってしまうといった事です。
これを防ぐためには、
セキュリティシステムの向上や生体認証による
本人確認の精度向上が必要です。
人が見張っていない荷物ですからね!
対策をしっかり講じなければ、
盗難にあうのも道理でしょう。
それにしても網膜や指紋で荷物を受け取るなんて、
映画の世界みたいで少しわくわくします!!
3.法整備が整っていないため、実用化に時間がかかる!
ドローンが配送サービスを行うとなると、
「空のインフラ化」が必要不可欠です。
今までの社会では道路や電気、水道や学校などの
設備が生活を支えてきました。
空を新たな社会の基盤にする以上、
「空の道」を整備したり、
通行するルールを作らなくてはいけません。
それに伴いドローンのサービス内容はもちろん、
製品の安全基準を設けたり、
企業の登録をする必要もあるのです。
確かに、
色んな企業がいきなりドローン配送を始めたら
ドローン同士の衝突事故なんかも起こりそうですよね。
日本は遅れている!?世界各国で進んでいるドローン配送の実用化
今回FAA(米連邦航空局)による承認を受けたのはアマゾン・ドット・コム。
実はAmazonがドローンによる配送計画
を発表したのは2013年。
7年の歳月を経て、米国内で3番目となる
ドローン商用配送の認可を受けました!
この他にも、世界各国ではドローン配送が
次々と実用化されつつあるんです。
たとえばアイスランドのフードデリバリー企業、AHAは
2017年に首都のレイキャビクでドローンによる
デリバリーサービスを開始しています。
またドイツの大手物流企業、DHLは2019年に
中国企業のEhangと協同し全自動ドローン配送サービスを
中国にて始めています。
さらに仏独西英4か国共同の大手航空機メーカー、Airbusは
2019年にシンガポールにて港から船舶までの
配達実証実験を行っています。
この実験では、4㎏の荷物が自立誘導によって
海岸から船まで3㎞運ばれました。
以上のように、ドローン配送の実用化は
目前まで迫っているのです!
まとめ:あなたの荷物がドローンで配達される日はすぐそこ!
現在のドローンによる配送サービスは山間部や沿岸部、離島など
「車では行きづらい」+「人が少ない」
地域で行われています。
しかし、法整備や安全性が確立されれば、
SF映画のように都市部でドローンが頭の上を行きかう
日もくるでしょう。
そんな日は、あなたが思っているより
ずっと早く訪れるかもしれませんよ!!