音楽に興味がある方もそうでない方も
『ハイレゾ』という言葉は聞いたこと
あるのではないでしょうか。
筆者も日常的に聴いていて、音楽が
生活の中でも欠かせない存在になっています。
特に好きなアーティストの曲は
“最高のコンディション”で聴きたいと
思うのもファン心…。
そうなってくると、絶対に勧められるのが
ハイレゾ音源だと思います。
このハイレゾ音源とは何か?と聞かれると、
ハイレゾ音源=とても音質が良い…という
ことは知っていても、何と比べて
どう違うのかまではご存じない方も
多いと思います。
オーディオ初心者でもわかるように
簡単に答えると、ハイレゾ音源とは
CD以上の膨大な情報を収めている 音楽データのこと。
ハイレゾ音源には、CDでは収録
しきれなかったアーティストの息遣い、
収録現場の空気感などが収められている
と言われています。
それではもう少し詳しく解説していきますね!
目次
圧倒的な音質!?CDとハイレゾの違いとは?
そもそも私たちがCDなど、媒体を通じて聴いている音楽はデータファイル化
されて収められたものです。
しかしCDには収められるデータ量の限界が
あるため、取捨選択されて記録されていない
“音の領域”が存在していました。
この取捨選択されて収まりきらなかった
“音の領域”を収めた音楽データが
ハイレゾ( High Resolution Audio/
ハイ・レゾリュショーン・オーディオ)と
呼ばれるものなのです。
ハイレゾでは、CD音源では表現できなかった
音の繊細さ、奥行きや圧力が格段に違って
聞こえます。
音源によってはアーティストの息遣いや
表現力も格段に飛躍して収められているため、
レコーディングスタジオで録音された
クオリティがほぼ忠実に味わえてしまう
ワケです。
なぜここまでCDとハイレゾで異なるか
と言うと、収められているデータ量に
圧倒的な差があるためなのです。
その差、最高で約6.5倍!
デジタル音楽は、
kHz(サンプリング周波数/
数字が大きいほど高い音域を表現)と
bit(量子化ビット数/
数字が大きいほどより小さく細かい音まで再現)
という数値で情報量を表せます。
CDの情報量は44.1 kHz /16bit。
それに対してハイレゾは、96 kHz /24bit
または192 kHz /24bitが主流です。
これをわかりやすく表現すると、
1秒間につき、CDは44,100回音を
切り出します。
対して『192 kHz /24bit』のハイレゾの場合は
1秒間に192,000回音を切り出しているのです。
つまりは『192 kHz /24bit』の場合、
実にCDの6.5倍のデータ量であると
言えるのです。
情報量が多ければ、音質が上がることは
納得ですよね!
準備は出来てる?ハイレゾ音源を楽しむための注意点とは!?
ここまで読むと、きっとハイレゾに興味が湧くと思います。
知っている音楽が、どんな高音質になって
聴けるのか…とても気になりますよね。
しかしハイレゾは、どんな機器でも聴ける
というものではありません。
ハイレゾ音源を楽しむには
専用アプリ・対応出力機器が必要になります。
手軽に楽しむ方法として、パソコンや
スマートフォンでも再生することは
可能ですが、せっかくのハイレゾ音質を
最大限楽しむのであれば、ハイレゾ対応の
イヤホンやスピーカーは準備して
損はありません。
また前述通り、ハイレゾは膨大なデータ量を
有しています。
だからこそ高音質で音楽を楽しめるのですが、
その反面データが非常に重いという欠点も
あります。
4~5分の曲が100~200MBに相当する
ことも当たり前。
保存容量が小さなデバイスだと、
あっという間に容量不足になっていまします。
ハイレゾ音源を楽しみたい場合は、
大容量デバイスを使うことをオススメします。
(64GBで約400曲程度入ります。※目安)
まとめ
ハイレゾがとっても高音質!と知っていても、なかなか踏みだせないのは専用機器と
音楽データそのものが高額なのと、
データ容量の重さがネックになるから
ではないでしょうか…。私だけでしょか。(笑)
音質って突き詰め始めたらキリもないですし、
同じ音楽データでも、イヤホン1つ変われば
全く違う聴こえ方になるので正解はありません。
それでも音楽データそのものが優れていれば、
自ずと深い楽しみを与えてくれます。
ハイレゾは、音楽の空気感、立体感や奥行きが
はっきりして聴こえるため
良い音楽の輪郭がさらにハッキリ見えてくる
イメージです。
アーティストが全力で作った曲たちを、
最高の環境で聴くことで好きな音楽の
新しい一面に気づけるかもしれませんよ。